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京都府立京都八幡高等学校

北キャンパス

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教育内容

 52日(金)34限、人間科学科3年生がインスタントシニア体験を行いました。インスタントシニア体験とは、白内障用ゴーグルを付けたり、肘や膝にサポーターを巻いて関節を曲がりにくくすることで、高齢者の方の身体的衰えや心理的変化を実感する体験です。1年生の人間科学Ⅰの授業で、校内の短い距離を移動したり、軍手を付けた状態でお箸を使って小さいボールを移動させたりする体験などをしていますが、今日の授業では車椅子も使って校内を移動し、様々な体験をしました。白内障用ゴーグルを着けると視界が狭く、はっきり見えにくい状態で新聞を読んだり、小さな電卓で計算してみたり、針に糸を通そうと挑戦してみたり...。普段は簡単にできることがなかなか思うようにできず、高齢者の方の大変さを実感していました。【その2】へ続く。

 

1114日(木)、岡山県瀬戸内市邑久町にあるハンセン病の国立療養所、邑久光明園でハンセン病学習の校外研修を行いました。午前中は納骨堂で献花、黙祷を行い、慰霊碑や監禁室などを案内いただきました。午後からは、入所者であり自治会の副会長を務める山本英郎さんから当時のお話や、これからの世代に願っていることなど貴重なお話を聞くことができました。

《生徒感想(抜粋)》国の恥だから療養所に入れるという国の方針があって、自分の家に住みたくても、追い出されたり、家族にすら会えなかったりと、もし自分がその立場に立ったらと考えただけで、本当に苦しい思いをしてきたのだなと思った。/ハンセン病患者への差別、隔離など自分では想像できないくらいの苦しい思いを知り、ハンセン病をまだ知らない人に誤解を与えないように正しい知識を教えることが大事だと思った。/辛い状況の中でも、諦めずに自治会を発足したり、橋を架けようとしたり、とても努力して今のようになったと思うと、やっぱり声を上げることが大切だと思った。

 

令和6年2月6日(火)に、京都SKYシニア大学アクティブシニアライフコース現地研修が本校を会場に開催され、20名の受講者が来校されました。2年生が指導者的役割となって、人間科学科は「アイマスク体験~できること探し~」、介護福祉科は「片麻痺のある方への更衣介助」をテーマとして共に学びを深めました。最初は緊張気味であった生徒も、受講者の方からの温かい言葉や対応のおかげで徐々に笑顔も多く見られるようになり、お互いに楽しい学びの時間を過ごすことができました。