令和6年度、京都府スーパーサポートセンター長を拝命いたしました 平岡克也と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
京都府スーパーサポートセンターは、令和6年度4月1日から京都府総合教育センター内に移転し、令和6年度「切れ目ない支援体制整備」事業の下、「京都府におけるインクルーシブ教育システム構築に貢献するSSC」をミッションとして、みなさまとともに歩みを進めて参ります。
京都府では、これまで、平成19年に全ての特別支援学校に地域支援センターを、そして平成23年には、特別支援教育の拠点として京都府スーパーサポートセンターを設置し、重層的なシステムの下、切れ目ない支援により、特別な支援を必要とする児童生徒の自立と社会参加を目指した取組を進めて参りました。
一方、この間、全ての学校種において特別な支援を必要とする児童生徒が増加し、これらの児童生徒の教育的ニーズを踏まえた適切な指導や支援を充実させるため、専門性の高い人材の育成が急務となっています。また、「魅力ある高校づくり推進基本計画」に示されたように、今後の高等学校における特別支援教育の一層の推進も喫緊の課題です。
このような状況を踏まえて、今年度、京都府スーパーサポートセンターでは、以下を取組の重点とします。
・府専門家チーム委員を活用した、効果的な研修支援による特別支援に関わる教職員の専門性の向上
・相談支援や情報収集による高等学校における特別支援教育充実への積極的貢献
・地域支援センターの資質能力向上への支援
こうした取組を府内様々な機関と丁寧に連携して継続することから、特別な支援を必要とする児童生徒一人一人への適切な指導や支援が全ての学校種において、また、京都府のあらゆる地域において充実すること、そして、その先に障害の有無を超えてともに学ぶ仕組みであるインクルーシブ教育システムの姿が京都府において立ち上がってくることを私たちは心から願っています。