私が今回オススメするのは、『ブルーピリオド』山口つばさ(作画)です。
「冷静になんかなんなよ。 今は描いた枚数と上手くなった分だけが、 俺の自信だ」
成績優秀だが、 友人との夜遊びが絶えない主人公、 矢口八虎。 一見楽しい学生生活を送っているように見える彼ですが、 何も夢中になれるものがない自分に焦りを抱いていました。 ところがある日、 八虎は美術室で一枚の絵を見かけます。 それをきっかけに美術大学を目指すことを決意し、 そのなかでも最難関とされる東京芸術大学を目指すことになるのです。
この話の一番の魅力は主人公、 八虎の成長と努力です。 八虎はそれまで絵を本格的に学んだ経験も、 誰もが認める絵の才能もあったわけではありませんでした。 それを八虎は努力で補おうとします。 途中で天才のライバルが現れたり、 自分の才能に限界を感じたりしても、 今できる最大の努力をしています。 あがきながらも前に進もうとする八虎には勇気をもらえます。 ぜひ一度読んでみてください!
