めでたい「鯛の鯛」(鯛中鯛)

2月3日(金)
鯛の鯛を取り出してみました。

鯛の鯛とは?
胸鰭のところにある骨が魚の形に見えるものです。
肩甲骨と烏口骨の2つの骨から形成されます。

茹でる

使用したマダイは飼育中に死んでしまった個体で、
マリンバイオ部で完全養殖したものでした。

除肉作業
取り出し

さらに除肉を行う。

完成 鯛の鯛

左が肩甲骨、右が烏口骨です。
江戸時代に縁起物として「鯛中鯛」が誕生したようです。今よりはるかに入手が難しく、高価であったタイの中に、さらに小さなタイがあるため、二重にめでたいとして縁起物になり、お守りや魔除けとしても親しまれてきました。
近年では金運上昇のアイテムとして、キーホルダー等に加工されたものが販売されています。