第2章 子どもスポーツ充実プラン

今後5年間のステップ


W  多様な地域のスポーツ指導者の力を結集します

 子どもたちにとって、その興味・関心に応じて、スポーツの楽しさを教えることができる指導者の役割は極めて大切です。

 そのため、地域のスポーツ指導者に協力を依頼し、指導者を確保するとともに、新たな人材育成に努めます。




<NOTE>

この欄は、以下の『 』で示す計画当初版各施策と今回の改定との関連を示しています。

X 良い指導者との出会いをつくり、「子どもスポーツ」を伸ばします

 1 『学校における体育・スポーツの指導体制の充実』

 2 『学校体育・スポーツの指導者の資質向上及び養成・確保』

 3 『地域において、親しみを持って指導できる人材の育成』

 4 『優れた指導力を持つ人材の有効活用の促進』

 これらの内容については、地域の指導者の参画に焦点を当て、推進します。

府立学校(高等学校・特別支援学校)及び公立中学校運動部への外部指導者派遣事業の推進

 府内の中・高等学校の運動部活動の活性化と指導体制の充実を図るため、優れた指導力を持つ地域のスポーツ指導者を外部指導者として各運動部へ派遣し、より専門的な指導を通じて子どもたちのやる気を応援します。

 地域のスポーツ指導者との交流は、開かれた学校づくりとして、学校と地域との結びつきをより一層強めることにもつながっており、今後もこのような派遣事業を推進します。

体育指導委員や退職教員、学生ボランティア等の活用と人材育成支援

 体育指導委員や退職教員、学生ボランティア等は、子どもたちに運動やスポーツ、外遊びの楽しさを教えることができる貴重な指導者です。

 今後は、学校運動部活動の外部指導者や総合型地域スポーツクラブ等の指導者として幅広くその指導力を発揮していただける環境を整備するとともに、新たな指導者育成にも努めます。

指導者の交流や資質向上のための研修会やシンポジウム等の開催

 子どもたちに運動やスポーツを指導するにあたっては、学校や地域の指導者等が連携、協力しながら、子どもたちの心やからだの発達段階に応じた指導を展開しなければなりません。また、子どもの体力低下の現状を的確に把握し、共通認識をもってその課題解決に向けて取り組む必要があります。

 そのため、指導者間の共通理解を図るとともに、新たな情報提供や情報交換の場として研修会やシンポジウム等を開催し、子どもたちに直接関わる指導者の資質向上に努めます。