全校の皆さん、おはようございます。81日間の2学期は今日で終わりです。今年の2学期も、とても暑い日が続きましたね。11月になっても暑い日があるくらいでした。そんな大変な中でしたが、皆さんは運動会の練習を一生懸命がんばりました。暑すぎて、なかなか運動場での練習ができなかったので、先生達は、運動会の本番は大丈夫かな?と心配していましたが、当日は立派に走ったり踊ったり応援したりする皆さんの姿に、校長先生はとても感動しました。よくがんばりましたね。よくがんばったと言えば、持久走大会も大変でしたね。あんなに暑かった9月10月を過ぎて、急に寒くなってきた11月の終わり。持久走大会の日はすごい風でしたね。砂嵐のような中を一生懸命に走っている皆さんの姿は今でも思い出せます。暑くても寒くても目標に向かって努力する皆さんの姿は本当に素敵でした。よくがんばりました。
そして、今年は深谷小学校の創立50周年であり、11月9日には式典も行って、城陽市の奥田市長さんをはじめ、たくさんのお客さんにも来ていただき、いろいろなお話をしていただきましたね。覚えていますか?校長先生は、あの式典の中で感動したことがありました。それは、校歌を歌ったときのことです。あのとき、放送の機械の調子が悪くて、同じところが何回も流れたり、音が途切れたりしましたね。校長先生は、何が起こったんだろう、どうしよう、とドキドキしましたが、皆さんが、機転を利かせて、しっかりと最後まで伴奏無しで歌い通してくれました。伴奏がなくても、皆さんの堂々とした素敵な歌声が体育館いっぱいに響いたことで、校長先生は皆さんのことを、立派な深谷小学校の子ども達だな、自慢できる子ども達だな、と、とても嬉しく思いました。本当に、皆さんのがんばりが光る2学期でした。
さて、1学期も2学期も校長先生が大事にしてほしいキーワードのことを言っていましたが、覚えていますか?50周年の式典の中でも、皆さんに聞きましたね。そう、「ふかたにっこ」ですね。今日も聞きます。「ふ」は「ふかふか言葉」、「か」は「感謝」、「た」は「大切」、「に」は「日進月歩」、しっかり覚えていたかな?明日からの冬休みに関わって、今日は、「感謝」についてお話しします。冬休みにはクリスマスやお正月などの行事があり、クリスマスの特別なお料理やお正月のおせち料理やお雑煮などを食べることがあるかと思います。焼き肉が好きな人?ステーキが好きな人?ハンバーグが好きな人? オムライスが好きな人?カレーライスが好きな人?お刺身が好きな人?いろいろな料理がありますが、皆さんが食べる料理はもともとは何でしょう?焼き肉やステーキ、ハンバーグは、もともとは牛、豚、鶏などのお肉です。焼き魚は形がそのままなので分かりやすいですが、お刺身やちくわ、かまぼこなどはもともとは魚です。オムライスやオムレツ、茶碗蒸し等は、卵、つまりもともとは鶏ですね。ご飯はお米、うどんやスパゲッティは小麦、その他にもいろいろな食べ物がありますが、今出てきたもの全てに共通することは何でしょう?そう、皆さんが食べるものは、生きている物、動物であったり、植物であったり、生きているものの命をいただいているのです。つまり、みなさんの命は、何かの命によって支えられているのです。誰かが、皆さんが食べる焼き肉のために、牛を育て、それを食べやすいお肉に変身させてくださり、それを食べられるように、皆さんのお家の人や、お店の人がお料理をしてくださっているのです。校長先生が大切にしている本があります。この本は、「いのちをいただく」という絵本ですが、みなさんには小学校を卒業するまでに、ぜひ1度読んでほしいと思っている本です。何かの命をいただいて、自分が生きている、命を支えてもらっている、それに対する気持ち、それは、ふかたにっこの「か」の感謝の気持ちだと思います。今日、お家に帰って、夕ご飯を前にした時、手と手を合わせて、丁寧に「いただきます」、食べ終わって「ごちそうさまでした」と、しっかり感謝の気持ちを声に出して、伝えてほしいな、と校長先生は思います。今年の冬休みは、いろいろなところで、「感謝」の気持ちをもって過ごしてほしいと思います。
冬休みの生活での注意点は、この後、生徒指導の先生からお話しがありますので、しっかり聞いてくださいね。それでは、3学期の始業式に、みんなの元気な笑顔を見られることを楽しみにしています。楽しい素敵な冬休みを過ごしてくださいね。これで、校長先生の話を終わります。