大徳寺(方丈及び玄関ほか)

方丈 外観(修理前)

方丈ほうじょう【国宝】

大徳寺だいとくじについて

大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山です。鎌倉時代に大燈(だいとう)国師(こくし)宗峰(しゅうほう)妙超(みょうちょう))が洛北(らくほく)紫野に建てた小庵を始まりとします。多くの有力者の支持を得て、茶の湯の文化とともに繁栄しました。明治維新後は規模を縮小しましたが、2つの別院と22の塔頭(たっちゅう)そして禅宗伽藍が広がる景観を今日も伝えています。

方丈について

 方丈は住宅に近い形式の建物ですが、接待や行事の場としても使用されてきました。現在の建物は、寛永12年(1635)に建てられました。入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺(さんがわらぶき)(一部檜皮葺(ひわだぶき))の建物で、南を正面とします。平面は前後4室の八間取形式で構成されており、そのうち1室は大燈国師を祀る「雲門庵(うんもんあん)」とし、一部を北側に突出させます

方丈 屋根の瓦葺状況

修理の内容

 修理前は、長期にわたる瓦の荷重が軸部に影響を与えており、建物全体が捻じれる様に傾き、特に正面の柱が大きく傾斜していました。修理では屋根から順に解体し、柱の建て起こしと補強、瓦葺の軽量化を行いました。
 現在は、木部腐朽箇所の部分的な取替や、壁の塗り直しなどを行っています。その他に、玄関、廊下、庫裏附廊下、仏殿の修理も行っています。

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