百萬遍知恩寺(御廟ほか)

御廟・石造十一重塔・十三重塔 外観(修理前)

御廟ごびょう【重文】

石塔せきとう【重文】

百萬遍ひゃくまんべん知恩寺ちおんじについて

 知恩寺は、浄土宗大本山寺院で、一般には「百萬遍さん」の名で知られています。御影堂を中心に釈迦堂・阿弥陀堂などの諸建築が配置された構成は、近世浄土宗伽藍の特徴を理解する上で価値が高いものです。

御廟及び石塔について

 御廟及び石塔2基は境内東北に拡がる墓地の一画に位置しています。

 御廟は、方1間、宝形造(ほうぎょうづくり)本瓦葺(ほんがわらぶき)の建物で、内部に宗祖法然上人及び第二世源智(げんち)上人の無縫塔(むほうとう)を安置しています。

 石塔2基は、福井県の一部でしか採掘されない笏谷石(しゃくだにいし)が使用されています。当初は共に十三重塔であったと考えられますが、西側の塔は二層を欠失しています。

御廟 屋根の解体状況

修理の内容

 御廟は、経年による破損が見られたことから、屋根葺替と木部の部分修理を行っています。
 石塔2基は、両塔とも全体的に風化の進行が著しい状態でした。また周りの植栽が基礎石下に根を張り、塔全体を傾斜させていました。以上のことから、石塔を解体し、抜根及び地盤改良を行い、薬剤による石材強化を実施しています。

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