八坂神社(絵馬堂)

外観(修理前)

絵馬堂えまどう【重文】

八坂神社やさかじんじゃについて

 八坂神社は、京都市内中心部、四条通の東端に位置し、疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社です。その歴史は貞観(じょうがん)18年(876)、南都の僧円如(えんにょ)による堂宇建立に始まるとされ、祭礼である祇園祭は京都の夏を代表する風物詩です。
 本社本殿をはじめ、境内・境外の摂末社の社殿の多くは『祇園造』とも呼ばれる八坂神社固有の特徴ある形式で造られています。

絵馬堂について

 絵馬堂は延享元年(1744)建立で、もとは本殿の西側に所在しましたが、大正15年(1926)、境内北西部の現在地に移築されました。桁行7間、梁間2間の規模を誇る大型の絵馬堂で、屋根は入母屋造、桟瓦葺です。柱間は貫で固め、壁を設けずに吹き放しとし、建物内外に隙間なく大小様々な奉納絵馬を掲げています。

屋根葺材及び野地板の解体完了

修理の内容

 経年による屋根の老朽化が著しく、瓦のずれや破損から雨漏りを生じて軒廻りの木部にまで腐朽・破損が及ぶとともに、軒の垂下や乱れが顕著でした。このため、桟瓦葺屋根の全面葺替、屋根・軒廻りの木部修理などを行うとともに、耐震補強を行います。

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