東山城跡

山城国一揆に関連する城館の可能性が高い、大規模で保存状況の良好な城館です

住所:木津川市山城町神童子重谷・上山・桜峠ほか
位置:京都府遺跡マップ
標高:186m 比高:140m

概要:木津川に対し南へ派生する丘陵の頂部に位置します。城跡は、丘陵頂部とそこから派生する4箇所の支尾根上に曲輪を配置しています。木津川右岸周辺では最大規模の城館です。

 当城跡は、文明3年(1471)に西軍大内氏が山城へ進攻した際の「新城」、「椿井上山二山城」(『経覚私要抄』)に該当し、複数の国人による共同の城として築かれたと考えられています。また、『大乗院寺社雑事記』文明17年(1485)10月14日条、同月19日条添付図にみられる「本人 高之林城」、「タカ林」を本城跡に想定し、狛氏の城であると考えられています。

 当城跡は、文献上から山城国一揆に関連する城館である可能性が高く、大規模で残存状況の良好であることも含めて重要な城館です。

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