日置上城跡

東西二つの曲輪群に分かれ、西曲輪群には畝状竪堀が存在する大規模な城館です

日置上城跡(西曲輪群)

日置上城跡(東曲輪群)

住所:宮津市日置上

位置:京都府遺跡マップ
標高:170m 比高:140m

概要:世屋川と畑川に挟まれた日置上集落の北西側の丘陵上に位置します。城跡は、山頂部の曲輪群と東側尾根上の曲輪群に分かれています。西側の曲輪群は、尾根上に比高差の少ない曲輪が連続し、最高所の曲輪の西・南側に畝状竪堀を設けています。東側の曲輪群は曲輪と堀切を防御の主体とする曲輪群です。
 『丹後国御檀家帳』には、当城が「日置殿の御城山」として記載されています。また、近世地誌類には、日置小次郎や大江山城守などの城主名をあげています。
 当城跡は、山頂部の曲輪群に畝状竪堀を設けることから、戦国時代末まで機能していたことが分かります。『丹後国御檀家帳』の作成時には、東側の曲輪群のみであった可能性もあります。

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