平成17年度山城地方PTA指導者研修会報告
先般、実施しました研修会の概要をお知らせします。 
     それぞれのPTA活動、子育て等の取組にお役立てください!
 平成17年6月26日(日)、久御山町中央公民館において平成17年度山城地方PTA指導者研修会を開催しました。幼・小・中学校(園)PTA会員や行政関係者など510名の参加者は、実践発表、講演会などをとおしてPTA活動のあり方や家庭教育について研修を深めました。このページで研修会の概要をお伝えしますので、当日、ご参加いただけなかった方々もぜひご覧いただき、これからの活動に生かしていただければ幸いです。
主催:  京都府山城教育局

      山城地方PTA連絡協議会
オープニング ミニ人形劇 「大きなかぶ」 八幡市立八幡東小学校
 図書ボランティアの皆さん
ミニ人形劇  八幡東小学校図書ボランティアの皆さんは、子どもたちの読書スペースとしての「本の森」の運営のほか、おはなし会や読み聞かせなど、様々な活動に積極的に取り組まれています。
 手づくりのかわいい人形とシンセサイザーを活用した効果的なBGMで、会場がほのぼのとした雰囲気に包まれました。

【参加者の感想】
 ・人形劇、BGM等がよく合ってて、楽しかったです。
 ・セリフがない分、イメージが思い思いに描けてよかったと思います。
 ・素朴なかわいい人形がとてもよかったです。

実践発表 (1) 「二つのPTA組織と『父親の会』」

      宇治市立菟道小学校育友会  会長 箸片玲子 氏
実践発表   菟道小学校では、「育友会」と「教育後援会」の二つのPTA組織と共に、学校・家庭・地域社会との連携を大切にするため、「父親の会」を組織し、子どもたちの健全育成や幅広い後援活動に取り組んでいます。

  「父親の会」のこれまでの活動をとおして子どもたちに父親の存在が伝わり、「父親の役割と重要性」が再認識されてきました。

  学校行事をはじめとした様々な取組に参加・協力していますが、今後は、「父親の会」として子どものためのイベントも実現できればと考えています。

【参加者の感想】
 ・父親の活動が「会」として運営されているのはすばらしい。
 ・父親の会があって、子どもたちと地域のふれあいがあり、すばらしいと思いまし
  た。
 ・学校、地域、保護者の連携がとてもよくとれていて、素晴らしいと思いました。
 ・親が楽しみながら教育の場に参加されている様子が伝わり、よかったです。

観客の様子 (2) 「東城陽アクティブネットワーク会議の取組について」

    
  城陽市立東城陽中学校PTA   会長  寺地  永 氏

 

 「東城陽アクティブネットワーク会議」は、学校(園)、校区の青少年健全育成、福祉、自治会等の団体で構成され、あいさつキャンペーン、安全・安心プロジェクト、地域文化交流活動等を実施しています。

 今後は、校区内の諸行事や諸活動への子どもたちの参加拡大を図るアクティブボランティアの取組を実施予定です。

【参加者の感想】
 ・学校だけではなく、地域、町ぐるみで取り組んでいる様子がよくわかり、
  とても参考になりました。
 ・地域ぐるみの取組がまとまることにより、各校の活動にムダがなくなり、
  子どもの安全、見守り活動にももれがなくて、よい活動だと思います。
 ・自分達だけではなく、地域にも活動の輪を広げられていることが素晴らし
  く、関心を持ちました。

実践発表2
講演 講 演
 「子どもたちの笑顔に出会いたい
         〜子どもと感動を共有する子育て〜 」


    講師  子どもの生活文化研究家
          梓   加 依  氏

◎ 親子であっても違う人間である。性格も違う。親は子どものためだと思って言う言葉が、子どもを追い詰めることもある。
 「自分の子だから」と分かったつもりにならず、子どもの性格や心を日頃から知る(見つめる)努力をする必要がある

◎ 子どもは、親が自分のことを思ってくれているか知りたがっている。「いつも、あなたを見つめているわよ」「あなたは大切
 な子よ」というメッセージをうまく伝えてほしい。

◎ 子どもは自分が出会う大人を見本にして成長する。出会う大人によってその子どもの生き方が違ってくる。子どもたちは、
 大人たちを見ている。大人も完全な人間ではないけれど、いい生き方をしている見本になるようなたくさんの大人と子どもた
 ちが出会うことが大切である。

◎ 子どもに、「今、あなたが生きているだけでも大切なのだ」という愛情を伝える表現の工夫を。そのメッセージが子どもを
 支えることになる。

◎ いろいろないい本との出会い、読書をとおして、子どもたちと感動を共有する中で、子どもたちの感情豊かな心を育ててほ
 しい。

【参加者の感想】
 ・当たり前だと思っていることでも、言葉に出して伝えていこうと思います。
  また、親自身も生き生きと生きている姿を子どもに見せられればと思います。
 ・できるだけの表現で子どもに愛情を伝えていこうと思いました
 ・自分では子どものことを分かっているから大丈夫と思わず、子どもの言い分
  などもきちんと聞いてあげなければいけないと、すごく感じました。


講演
展示交流コーナー   展示・交流
  コーナー


  宇治市連P、城久連P、綴喜P、相楽郡連Pの取組を展示し、交流しまし た。今後の取組の参考 となる具体的な事例がたくさん紹介されました。
展示交流コーナー