令和6年4月8日、第77回入学式を挙行いたしました。今年度は、コロナ禍以前のように、入場曲、校歌、退場曲を吹奏楽部が演奏しました。
校長先生の式辞では、「グローバル社会でリーダーとして活躍する人材となるために、日々勉学、部活動、学校行事に励んでほしい」と新入生を激励しました。その後、PTA会長からの祝辞や第1学年部長からの挨拶で、
「素敵な青春時代を送るべく、いろいろな経験を積んでほしい。(PTA会長)」
「自律した人間となり、自分で考えられるようになるために、周りの様々な人との関わりを持ってほしい。(第1学年部長)」
という言葉がありました。
新入生の皆さんが、本校での勉学や部活動、学校行事などの様々な経験を通して、日々成長していってくれることを教職員一同心より願っております。
令和6年3月9日(土)、奈良学園大学人間教育学部の葛城元講師をお招きし、「数学を使った課題解決授業」というテーマで、文理総合科第一学年の生徒を対象に特別講義を実施しました。
現在流通している使い捨て容器は折りたたみが難しく処分が大変なことから、『紙を折るだけで作成ができ、なおかつ処分が簡単な容器を作れないか』というのが本講義の大きなテーマでした。いただいたワークシートの通りに山折りと谷折りを繰り返すと容器らしいものが完成したのですが、縁がギザギザで蓋をするのが困難でした。これを解決するために、生徒は数学IAで学んだ「三角比」の知識を用いて、「どのように作図すれば縁が平らな容器を作成することができるのか」、「そのような容器の高さはどのようになるのか」を各グループで協力して求めました。
その後、このような紙の容器の活用法について各グループで話し合うと、「生分解できる素材で容器を作り、苗木を容器に入れたまま植えて育てられるようにする」、「強度が高い素材や折り方を用いて、折りたためるヘルメットを作る」といったアイデアが生まれ、講師の先生を含め、教室にいた全員が感銘を受けました。
最後に、「日頃授業で学ぶことは課題を解決するために用いることができる」という講師の先生のお言葉で終えた今回のこの講義を通じて、生徒は授業で学んだ知識を活用して課題の解決を目指すことの楽しさを実感したことだと思います。
令和6年3月1日(金)、第76回卒業証書授与式を挙行いたしました。
来賓の方々をはじめ、たくさんの方々から御祝電・御祝辞、記念品等をいただきました。
式辞では、卒業生へのお祝いの言葉や激励の言葉が贈られました。
在校生代表による送辞では、卒業生への感謝の気持ちと卒業生たちが築いてきた山城高校の良さを引き継ぎ、さらなる発展を目指すという決意が述べられました。
卒業生代表による答辞では、コロナ禍の中で高校生活が始まり、思い描いていた高校生活を送ることができないながらも、自分たちなりの高校生活の形を探し、最終学年でようやくたくさんの学校行事を経験することができた喜びが述べられました。仲間と支え合いながら困難な状況を乗り越え、一回りも二回りも成長してくれていることが伝わる答辞でした。
多くの来賓の方々・保護者の皆様に見守られる中、盛大な式を執り行うことができました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。
WWP育成事業 令和5年度シンガポール派遣事業(2/14 水 - 2/18 日)の後半日程の様子です。
16日は、午前中にYishun Town Secondary Schoolへ訪問し、現地の学生と交流しました。壮大な歓迎セレモニーを行っていただいたあと、現地の学生と共に授業に参加したり、昼食を共にしました。生徒たちは英語を使ってコミュニケーションをすることの楽しさを実感したことだと思います。午後にはセントーサ島へ赴き、様々なアクティビティや観光を満喫しました。
17日は、朝から夕方までの時間を使って市内班別研修(フィールドワーク)を実施しました。シンガポールは、チャイナタウンから地下鉄で5駅進むとアラブストリートへアクセスできることからもわかるように、小さい国土に様々な文化圏が入り交じって構成されています。実際に足を運ぶことで、生徒たちは多文化が共生するシンガポールの雰囲気を肌で感じることができました。
その後、18日の午前1時30分に出発する深夜便に乗り、日本へと帰国してきました。
今回のシンガポール派遣事業を通じて、生徒は、「自分のものとは異なる文化を受け入れる大切さ」と「英語を用いてコミュニケーションをとっていくことの重要性」を改めて認識したことだと思います。今回得られた学びが生徒のこれからの将来に活かされることを願います。
令和6年1月20日(土)サイエンス・ダイアログが第1学年を対象に実施されました。
この取り組みは、日本に滞在している若手外国人研究者を、講師として高等学校等にお招きし、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行ってもらいます。
今回は、「持続可能なエネルギーとエネルギー転換」というテーマでカナダ出身の博士に講義をしていただきました。生徒たちにとって研究に関する説明を英語で聞く機会は初めてでしたが、分かりやすい英語で説明していただいたこともあって、みんな熱心に話を聞いていました。研究以外にも、出身国や異文化コミュニケーションについても話していただきました。
この取り組みを通して、生徒たちは英語で世界の人と繋がる楽しさを意識し、今以上に英語を学んでいく大切さについて考えてくれたと思います。また、大学に進学して専門的な学びを進めることについて興味を持ってくれたと思います。