知って下さい!

       きこえないこと・きこえにくいこと!

<聴覚障害理解啓発スライド教材集>

 山城高校では、聴覚に障害のある生徒が共に学び、昭和46年から平成20年までの間に107名の人が卒業しました。本校では障害に伴う困難を軽減・克服するための援助・指導の中で、学習や部活動など全ての学校生活を共に過ごしています。

 このページでは「きこえないこと・きこえにくいこと」について、理解を深めるための教材として、学校で活用しているスライド集を紹介しています。個々の生徒の思いや指導に携わる者からのメッセージとしてごらんいただき、理解を深めていただけたら幸いです。

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目次
0 はじめから

1 耳のしくみ

2 私たちのコミュニケーションって?

3 きこえにくい人とのコミュニケーション

4 もっと知ってほしいこと

5 よくあること・・・仕方ないこと?

6 きこえないっていっても いろいろです
 















 

  

<京都府立山城高等学校 聴覚障害教育の歩み>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※関連資料(京都府立山城高等学校聴覚障害教育20周年記念誌より) pdf:629kB

1948

(昭和23)

 

山城高校発足(全日制−普通科・商業科 定時制-普通科)

1960

(昭和35)

 

「耳によることばの不自由な子を持つ親の会」発足 後に「かたつむりの会」と名称変更される

1961

(昭和36)

 

京都府立医科大外耳鼻咽喉科「聴覚言語相談室」発足

1963

(昭和38)

 

京都府立聾学校幼稚部3歳児教育・2歳児教育相談はじまる

1964

(昭和39)

 

京都市教委 市内義務教育段階の難聴児童生徒実態調査

1965

(昭和40)

 

京都府立聾学校幼稚部卒業児の一般小学校への就学傾向がすすむ

 

 

 

 

難聴学級設立促進の会発足

1966

(昭和41)

 

京都市教委 京都市立出水小学校に難聴学級設置を決定

 

 

 

 

京都市立出水小学校難聴学級発足

1968

(昭和43)

 

京都市立二条中学校難聴学級発足

1970

(昭和45)

 

公立高校に難聴学級設置の請願開始

 

 

 

 

京都難聴児親の会(現:聴障児親の会)発足                             

 

 

 

 

「公立学校に難聴学級の設置を促進する会」発足

 

 

 

 

京都府議会 公立高校での難聴学級問題についての質問     

 

 

 

 

京都府議会 公立高校に難聴学級設置の請願趣旨採択

 

 

 

 

「聴覚障害児の教育を保障する会」が結成され、府教委との協議開始         

 

 

 

 

京都府広報 聴覚障害生徒の高校入学選抜発表         

 

 

 

 

京都府議会 公立高校での難聴学級問題についての再質問        

 

 

 

 

京都府教委 知事1971(昭和46)年4月受け入れ開始を回答 

 

 

 

 

京都府教委 「聴覚障害児の後期中等教育保障の構想と方針」を明らかにし、山城高校に聴覚障害生徒の受け入れを発表

1971

(昭和46)

 

山城高校と二条中学校の協議                     

 

 

 

 

山城高校、聴覚障害生徒の受け入れを決定

 

 

 

 

京都府教委 「聴覚障害生徒の高校入学選抜について」を各関係機関に通知 受け入れ高校として山城高校、特別事情具申制度などを発表

 

 

 

 

山城高校聴覚障害生徒受け入れ検討委員会発足          

 

 

 

 

高校入学選抜 聴覚障害生徒合格

 

 

 

 

京都市立二条中学校難聴学級第一回卒業式

 

 

 

 

山城高校に聴覚障害生徒入学 (全日制2名・定時制6名)

 

 

 

 

聴覚障害担当教諭配置

 

 

 

 

全定聴覚障害委員会発足

1972

(昭和47)

 

京都難聴児親の会高等部の親と子どもと先生の集い開催

 

 

 

 

京都聴覚障害高校生交流会発足

 

 

 

 

京都聴覚障害教育研究会発足

1973

(昭和48)

 

京都難聴児親の会と聴覚障害高校生との合同交流会開催

 

 

 

 

京都市内の普通小学校在籍児の親を中心に「難聴児教育相談所設置」から「聞こえの教室設置」への取り組みすすむ

 

 

 

 

宇治市立神明小学校に府下初の難聴学級が開設され、通級による指導形態を導入(以後府下においては同様の難聴学級設置がすすむ)

 

 

 

 

全国障害者の集いに参加し、聴覚障害生徒全日制・定時制合宿開始(聴覚障害生徒交流学習会の前身)

1974

(昭和49)

 

聴覚障害室(旧校舎E館2階)改修完了 聴覚障害支援機器などの整備開始

 

 

 

 

京都府障害児教育推進協議会発足

 

 

 

 

第一回聴覚障害生の進路を考える会開催

1975

(昭和50)

 

京都市立九条弘道小学校に難聴学級設置

1977

(昭和52)

 

山城高校手話同好会発足

 

 

 

 

京都府教委 聴覚障害担当配置を制度的に決定 

 

 

 

 

「共に育つ難聴教育」(京都新聞社刊)に山城高校の聴覚障害教育を報告

1978

(昭和53)

 

京都府障害児教育推進協議会最終報告

 

 

 

 

盲聾教育百周年記念

1980

(昭和55)

 

校舎改築 新館(現W館)完工 聴覚障害指導室新築

1984

(昭和59)

 

山城高校第一回手話弁論大会開催

1985

(昭和60)

 

全日制商業科募集停止 

1987

(昭和62)

 

聴覚障害・視覚障害生徒の高等教育機関・筑波技術短期大学開学

1988

(昭和63)

 

補聴器特性試験装置の整備 校内で補聴器の調整・管理が可能となる

1993

(平成5)

 

文部省「聴覚障害児のコミュニケーション手段に関する調査研究協力者会議」報告・手話を学校教育現場における聴覚障害者のコミュニケーション手段として公式に認知する

 

 

 

 

学校教育法施行規則改正 聴覚障害児の通級による指導が制度化

1995

(平成7)

 

耳掛け形FM補聴器の普及拡大 補助機器としての整備活用を開始

1996

(平成8)

 

英語科オーラルコミュニケーション必修化に伴い 機器整備とティームティーチングによる聴障支援を開始

1997

(平成9)

 

定時制募集停止

 

 

 

 

全国高等学校総合体育大会(京都総体) 開会式にて手話部員が通訳を担当

1998

(平成10)

 

視聴覚教材への字幕挿入を開始、校内での字幕なしビデオ教材の上映が原則禁止となる

1999

(平成11)

 

近畿教育オーディオロジー研究協議会発足

2000

(平成12)

 

近畿高等学校総合文化祭 総合開会式にて手話部員が通訳を担当

 

 

 

 

学校開放講座「やさしい手話・コミュニケーション入門」開講(2002年まで3年)

2001

(平成13)

 

補聴器のデジタル化に対応した補聴器特性試験装置の整備

 

 

 

 

校舎改築 本館(管理棟・教室棟)完工 校内プレゼンテーション機器の整備拡充

2002

(平成14)

 

ノート型パソコンによる要約筆記・教材提示支援機器を導入 学習支援方法として活用開始

2004

(平成16)

 

校舎改築 体育館・格技場完工

2005

(平成17)

 

校舎改築 グラウンド・正門完工

 

 

 

 

校舎改築 竣工式

 

 

 

 

聴覚障害生徒在籍教室の机・椅子にテニスボールによる防音処理を行う

2006

(平成18)

 

聴覚障害指導室改修

 

 

 

 

校内すべての机・椅子にテニスボールによる防音処理を拡充する

 

 

 

 

学校教育法施行規則改正 通級による指導の対象が発達障害児にひろがる

 

 

 

 

学校教育法および関連法規改正 特別支援教育の法制化(2007年4月より施行)

2007

(平成19)

 

文理総合科発足

2008

(平成20)

 

音声受聴明瞭度改善のため体育館音響設備改修・聴覚障害生徒用超指向性スピーカー敷設

 

 

 

 

      〃          中庭音響設備改修