地域とつながり、地域を学びの場とする特別支援教育

 

陽春の温かな風を受け、野山の草花がその生命の息吹を見せるころとなりました。

 本年度、新入生29名を迎え、全校児童生徒129名で、創立35年目となる中丹支援学校の教育活動を歩み出しました。

 中丹支援学校では「なりたい姿、なってほしい姿を展望し、子ども同士や教職員、家庭、地域、関係機関とつながりながら、将来の姿に向かって自分の力を精一杯発揮できるようになる」を教育目標としております。

私たち教職員は、子どもたちの自立と社会参加に向け、高等部卒業後のなりたい将来の姿から逆算しつつ、一人一人の教育的ニーズを踏まえ、個別の指導計画に基づく教育活動をキャリア教育の視点で適切に進め、高等部卒業後の希望進路の実現につなげていくよう努めていく所存です。

さて、昨年、新たな学習指導要領が公示され、本格実施に向けた移行期となっております。改訂の基本理念は、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を学校と社会が共有し、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指すとされています。そのため、「何を学ぶか」、「どのように学ぶか」、「何ができるようになるか」の三つの視点から、さらなる学校教育の改善が求められることとなります。

本校では、今年度新たに「研究推進会議」を設置し、新学習指導要領の深い理解はもちろん、それを本校の教育課程づくりにどう取り入れていくのかの検討、そして何よりも、目標、実践、評価が一体となったエビデンスのある授業づくりをさらに進めていくこととしております。今年度は、今まで以上に授業研究に深く取り組み、その成果を教育課程づくりに反映させ、その積み重ねをカリキュラムマネジメントの確立へとつなげていきたいと考えております。

 これからも、共生社会の実現を願い、生涯にわたってこの地域に生き続ける子どもたちという視点を大切にし、地域とさらにつながり、地域を学びの場とする特別支援教育を教職員一体となって推進していく所存ですので、皆様の温かなご理解とご協力をどうかよろしくお願いいたします。

                                 
                                      京都府立中丹支援学校
                                      校 長  菅生 和己