学校生活

 

『感謝の心』
 これは、硬式野球部にとって最も大切にしている言葉です。マスコミに取り上げられ、注目度が高いことを当たり前と思わず、心から本当にありがたいと思える人間でありたいと願っています。人から施しを受けた時はもちろんのこと、辛いことがあった時にこそ『感謝の心』が持てるよう、毎日修行をしています。何事にも全身全霊を傾けて取り組む姿は、必ずや自分の元へ返っていきます。まだまだ不十分ですが、本校生や保護者・OBの方々に莵道高校の誇りを実感していただけるよう日々精進します。ご声援宜しくお願いいたします。

 

 3月に入り、2024年の対外試合がスタートしました。府内外の学校に胸をお借りして練習試合を行い、春季大会に向けてチームのブラッシュアップを図っています。

 3月22日までに9試合を消化し、結果は3勝6敗。思うような試合運びができないシーンも見られますが、今はたくさんの試合を経験し、個人・チームの強みや弱みを把握する時期です。春休み中に大きく成長し、2022年秋以来の公式戦勝利を目指します!

 

 210日(土)、黄檗公園管理事務所主催の「古武術で野球のパフォーマンス力をあげる!」講習に参加し、講師の高橋佳三先生(びわこ成蹊スポーツ大学教授)にご指導いただきました。

 身体の柔軟性を高める運動や、走り方、バットスイング、キャッチボール等の指導をしていただき、普段は意識することのない身体の使い方について、たくさんの学びを得ることができました。ご指導いただいた高橋先生、講習を企画・運営いただいた黄檗公園管理事務所の皆様、ありがとうございました。

 

 

 また、2月11日(日)・12日(月祝)は部内で紅白戦を実施しました。暖かい天候に恵まれ、生徒たちは12月から積み重ねてきた練習の成果を思い切り発揮しました。とりわけ、12日は黄檗公園野球場をお借りして実施することができ、恵まれた環境で野球ができる喜びやありがたさを感じました。

 目先の結果に一喜一憂することなく、来たるべき3月からの対外試合に向けて、さらにレベルアップしていきましょう!

 

 1227日、2023年最後の練習を行いました。

 12月はバッティング練習に時間を割き、打撃力の強化に努めました。スイングスピードが上がり、11月には考えられなかったほどに飛距離を伸ばしている選手もいます。

 また、練習の最後には、全部員でグラウンド周辺の環境整備を行い、シーズン2023を締めくくりました。

 

 そして、1月5日、2024年最初の練習を行いました。

 1月に入ってからの個人練習では、トレーニングに励んだり、経験の浅いポジションでノックを受けたり、バットを振り込んだりと、一人一人が自身の課題に応じて必要な練習に取り組んでいます。

 

 2024年こそは公式戦で待望の勝利をあげたいところです。春から始まる対外試合に備え、さらに力をつけていきたいと思います。

 

 1210日(日)、毎年恒例の親子ソフトボール大会を行いました。今年は保護者等の皆さん・選手・マネージャー・顧問など、総勢60名以上が参加し、穏やかな天候のもと、ソフトボールを楽しみました。


 試合は4チームに分かれて実施しました。大人から子供まで、皆で一緒になって、思い切り汗を流します。親子対決、父兄の皆さんのガッツ溢れるプレー、ソフトボール経験のある選手・マネージャーの技術の高さなど、見どころ満載の試合が繰り広げられました。1つのプレーに一喜一憂し、皆で盛り上がることができ、スポーツの醍醐味を改めて感じました。

 

 お世話になった保護者会の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 11月3日(金祝)から11月5日(日)にかけて、2泊3日の岡山県遠征を実施しました。

 遠征実施の目的は以下の3つです。

  ⑴ 府外の高校との試合を通して自チームの強み・弱みを把握すること

  ⑵ 相手校の取り組みから自チームに生かせる事柄を学ぶこと

  ⑶ 集団での生活を通してチームの連帯感を養うこと

 

 

 初日、鏡野町総合グラウンドにて県立岡山城東高校・県立津山工業高校と練習試合を行いました。

 1試合目・岡山城東戦は、中盤まで本校がリードする展開となります。しかし、相手は秋季岡山県大会準優勝校。最終盤に僅かな守備の綻びを突かれたのを皮切りに猛攻を受け、逆転負けを喫してしまいました。

 2試合目・津山工業戦は、立ち上がりこそ失点を許しますが、中盤・終盤に着実に加点することができ、遠征1勝目をあげました。さわやかにプレーし、試合後にも友好的に接してくださる津山工業の皆さんの姿勢には、学ぶべき点が多かったように思います。

 

 

 2日目は、けやきの森総合グラウンドにて明誠学院高校と練習試合を行いました。

 1試合目は、本校先発ピッチャーの立ち上がりを攻められ、初回に一挙5点を失います。2回以降は立て直し、9回まで粘り強く戦うことができましたが、相手好投手の前に得点を重ねることができず、敗戦となりました。

 2試合目は、ここまで出番の少なかったメンバーを中心に戦いました。1年生の懸命のプレーが光りましたが、初回から毎イニング失点を重ね、大敗を喫しました。

 試合後は、明誠学院の皆さんのご厚意で、合同練習を実施することができました。名門大学野球部でプレーされている相手校OBさんをはじめ、様々な方からご指導を受けることができました。相手校選手のはつらつとした動きに刺激を受け、本校にとって非常に貴重な時間となりました。

 

 

 3日目は、県立岡山南高校と練習試合を行いました。

 ここまで1試合目の勝利がありません。ぜひとも最終日は勝利をあげたいところです。試合は緊迫した投手戦となりましたが、相手校投手の緩急自在のピッチングに翻弄され、残念ながら惜敗となりました。

 2試合目は昨日と同様、出場機会の少ないメンバーで臨みましたが、終始、失点を重ねる展開となってしまい、残念ながら緊張感のある攻防を経験することはできませんでした。

 グラウンド整備から試合運びまで、細かな箇所にまで気を配りながら、丁寧に野球に取り組まれている岡山南高校の皆さんに、たくさん勉強させていただきました。

 

 

 3日間、グラウンド内外で数多くのことを学ぶことができました。帰りのバス内で実施したミーティングでは、生徒たちの成長ぶりを感じるシーンが多々ありました。今回の遠征を現チーム飛躍のきっかけにすべく、努力を重ねていきたいと思います。

 最後になりましたが、今回の遠征実施に際して、たくさんの方々にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 10月下旬から11月にかけて、「洛南地区交流試合」が開催されています。

 オフシーズン間近となるこの時期に、宇治市以南の高校で3~4チームのリーグを組み、試合を行います。近隣のライバル公立校や山城地区の強豪校と対戦することができ、毎年、良い刺激をもらっています。本年は京都八幡・南陽連合チーム、京都翔英高校、城南菱創高校と同リーグとなり、10月中に2試合を消化しました。

 

 

【第1戦目】VS京都八幡・南陽連合チーム

 

 連 合 000 000 001  =  1

 

 莵 道 101 000 01× =  3

 

 初回、1番・喜多(2年 男山第三中出身)のヒットを皮切りに幸先よく1点を先制すると、3回には阿部(2年 大住中出身)のスリーベースヒットが絡んで追加点を奪い、試合の主導権を握ります。中盤以降は相手投手の好投の前に打線が沈黙しましたが、先発投手・村上(2年 西宇治中出身)が快投を見せ、相手打線を9回1失点に封じました。打線に課題が残ったものの、投手戦を制してまずは1勝です。

 

 

【第2戦目】VS京都翔英高校

 

翔 英 000 003 000  =  3

 

莵 道 000 000 000  =  0

 

 相手は今夏の選手権京都大会準優勝校・京都翔英高校です。この試合も先発・村上の粘投が光ります。2回には無死満塁のピンチを招きますが、ショート・野呂(2年 木津南中)を起点とした併殺打で切り抜けるなど、8回を3失点にまとめます。9回にリリーフした神農(2年 北宇治中出身)も相手打線を3者凡退に抑えるなど、粘り強く守り切ることができました。一方、打線は9回を散発2安打に封じられました。好投手を相手に得点できるだけの攻撃力を養うことが、現チームの大きな課題となっています。

 

 残す第3戦目は城南菱創高校との対戦となります。直近の練習試合では完敗を喫しているだけに、今回はリベンジしたいところです。

 また、11月には府外の強豪校との練習試合が多数、予定されています。高校野球2023年シーズンも対外試合実施可能期間はあと1ヵ月となりました。多くの実戦から学びを得て、オフシーズンの練習へと繋げていきたいと思います。

 

 9月3日、あやべ日東精工スタジアムにて、令和5年度秋季京都府高等学校野球大会の2回戦(初戦)が行われ、本校は京都国際高校と対戦しました。

 夏休み中は府内外の学校に胸をお借りして30試合以上のオープン戦をこなし、個々の技量の向上やチームとしての戦い方の確立に努めてきました。相手は近年、全国の舞台で活躍する京都国際高校。失うものは何もありません。さぁ、その成果を発揮する時です!


 【秋季大会2回戦(初戦)】

 莵 道 000 000 0  =  0

 国 際 400 103 × =  8(大会規定により7回コールド)

 (莵)村上、菅‐原野 ()鳥羽‐奥井


 試合は初回から京都国際の猛攻を受ける展開となります。4安打にボークや盗塁が絡み、いきなり4点を失います。それでも、2回以降は先発ピッチャー・村上(2年 西宇治中出身)が素晴らしい投球を見せ、前チームからのレギュラーが並ぶ京都国際打線を封じます。

 何とか得点したい打線は、2回に渡辺(2年 木津南中出身)、3回に山下(2年 広野中出身)、4回には原野(2年 木幡中出身)・渡辺がヒットを放ち、チャンスを作りますが、後続が続かず得点に結びつけることができません。最大のチャンスは5回。先頭の村上が相手エラーで出塁すると、堅守でチームを支える野呂(2年 木津南中)がしぶとくヒットでつなぎ、無死1・2塁のチャンスを作ります。しかし、ピンチになると投球の質が上がる相手投手の前にあと1本が出ず、最後まで本塁を踏むことはできませんでした。

 6回裏には、ここまで粘り強くプレーしてきた守備陣に綻びが生じ、コールドゲームを決定づける3点を失ってしまいます。キャプテン・菅(2年 木幡中出身)の好リリーフから流れを引き寄せようと試みましたが、力及ばず、7回コールド負けとなりました。

 京都国際高校が展開するレベルの高い野球に圧倒される場面もありましたが、本校の選手たちも夏休みの活動の成果を存分に発揮することができました。奪った1アウト、無失点で抑えた1イニング、放った1ヒット・・・。すべてが選手たちの自信へとつながります。京都国際戦を通じて見出だした私たちの「可能性」を信じ、この一戦を単なる「思い出」ではなく「成長への糧」とできるよう精進してまいります。

 ここから秋季オープン戦期間を経て、長いオフシーズンへと入りますが、来春にはパワーアップした莵道野球部をお見せできるよう努めます。今後とも莵道高校野球部の活動にご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。

 

 7月10日、太陽が丘球場にて、第105回全国高等学校野球選手権記念京都大会の1回戦が行われ、本校は京都精華学園高校と対戦しました。

 平日の試合となりましたが、保護者等の皆さんからOBOGまで、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださいました。



 【選手権大会1回戦】

 莵 道 100 01  =  2

 精 華 601 41×=  12×(大会規定により5回コールド)

 ()新井、村上‐大嶋 ()平井、熊谷‐木村



 試合は1回表から動きます。本校のトップバッター・森安(3年 木津第二中出身)がツーベースで出塁すると、3番の大嶋(3年 山城中出身)のタイムリーで幸先よく1点を先制します。

 しかし、その裏、京都精華学園の打線が爆発し、すぐさま逆転を許してしまいます。その後も相手校の強力打線に圧倒され、終始、リードを許す苦しい展開となりました。

 それでも、5回表には、コールド負け寸前のツーアウトから大嶋がツーベースを放ちます。その後、主将・須山(3年 城陽中出身)が執念の出塁を見せると、5番・森本(3年 西宇治中出身)のタイムリーで1点を返しました。

 残念ながら、力及ばす5回コールド負けとなってしまいましたが、選手たちは精一杯プレーしました。チームで放った6安打すべてが3年生のバットから生まれたように、3年生の奮闘には目を見張るものがあったと思います。

 チーム37期はこの日をもって一区切りとなってしまいましたが、3年生の意志を継ぐ1・2年生が必ずやチームを発展させてくれると信じています。

 今後とも莵道高校野球部の活動にご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。

 

 いよいよ第105回全国高校野球選手権記念京都大会(7月8日開幕)が目前に迫ってきました。

 チーム37期は、秋季大会でベスト16進出を果たしたものの、春季大会ではあまりに悔しい初戦敗退を喫しました。その後は、新入生18名(選手13名、マネージャー5名)と新たな指導者を迎え、選手権大会で結果を残すべく練習に励んでいます。

 また、府内外多数の高校に胸をお借りして、練習試合を実施しています。試行錯誤を繰り返しながら、少しずつではありますが、チームとしての戦い方が確立されてきました。特に6月以降、僅差の試合を展開できることが増え、チームは着実に成長しています。

 6月24日には選手権大会組み合わせ抽選会が実施され、いよいよ対戦校が決定します。チームを支えてきた3年生、成長著しい2年生、可能性を秘めた1年生。3学年すべての力を結集し、大会へと向かいます。集大成の夏はもうすぐそこです。

 

 2月11()に黄檗公園管理事務所主催の「古武術で野球のパフォーマンス力をあげる!」の講習に参加し、講師の高橋佳三先生(びわこ成蹊スポーツ大学教授)に御指導いただきました。

 当日は久しぶりの暖かい気候にも恵まれ、身体の柔軟性や、走り方、バットスイング、キャッチボールの指導をしていただきました。今まで、意識をしたことない身体の使い方について分かりやすい説明があり、選手も何か"キッカケ"と掴んだと感じました。

 翌日の部内リーグ(Rabbit League)のプレーオフ戦では、古武術効果なのか好守や好打が連発し、部内戦とは思えないほど見ごたえある試合内容となりました。今冬は、天候に恵まれなかったり、例年より寒い冬となりましたが、球春到来に向け、まだまだ個々がレベルアップするところはあります。学年末考査期間まであと少し、向上させていきましょう。

 

 1218日(日)毎年恒例の親子交流会を行いました。親子ソフトボール大会の予定でしたが、あいにくの天気でグラウンドが使用できず、急遽、卓球とドッヂボール大会を行いました。今年も朝から大勢の保護者の方に参加いただき、楽しく汗を流しました。

 スポーツ大会のあとには、マネージャーによる「体力づくりのために」の発表があり、栄養や普段の食事や休養の重要性について改めて考える機会となりました。パワーポイントを使って栄養やトレーニング、休養についてしっかり発表してくれました。マネージャー自身も発表にあたって詳しく調べ、まとめあげたことで様々な気づきがあったことと思います。とても上手な発表となっていました。

 最後は、部員が1人ずつ全員の前で来シーズンの抱負を発表しました。チームの目標や個人の目標など置かれた立場によって様々ですが、しっかりと責任感を持って果たしてほしいと思います。

 当日はもちろんのこと、準備などお世話になった保護者会の皆さまありがとうございました。

 

 今週、2学期末考査が終了しました。野球部員たちは文武両道を目指して、考査期間もしっかりと勉強に励んでいました。3年生の部員たちも引退後、進路実現に向けて受験勉強に励み、着々と成果を出しつつあります。

 さて、今週から本格的な冬季シーズンの開始です。高校野球は12月~2月の期間をアウトオブシーズンといって他校とオープン戦等の交流をすることができません。そこで、硬式野球部幹部ミーティングを行いました。テーマは、「Rabbit League」についてです。「Rabbit League」とは冬のシーズンに野球部を3チームに分け、リーグ戦を行うというもの。3カ月間で約50試合150打席を経験する育成ウインターリーグです。莵道だけにウサギを冠したリーグ名としています。リーグ戦を開催する目的や運営方法、ルールからチーム分けまですべて選手たちが考えました。自分たちで考えることで、より一層目的が明確になり、高い効果が得られると思います。今年度のテーマは「長打力UP」「雰囲気の良い野球をする」です。

 今年度も主力選手は「BBCOR.50」のバットを使うことにしました。BBCOR.50のバットとは、いわゆる低反発バットです。アメリカでは2012年から大学、高校、リトルリーグの野球で導入されています。このバットで長打を自在に打つことを目標に冬の期間を過ごしていこうと思っています。

 週末を中心にリーグ戦を行います。この3ヶ月の成長、新戦力の台頭を楽しみに見ておきましょう。

 

 9月10日(土)令和4年度秋季京都府高等学校野球大会3回戦の洛西高校戦が太陽ヶ丘球場にて行われました。ベスト16進出をかけた大一番!気合い十分で挑みます!


【秋季大会3回戦】


洛 西 160 002 000 = 9

莵 道 101 035 00x = 10

(洛)森井、小林、森田 - 森田、浅井 (莵)原野、須山、森安、村上 - 大嶋

 本塁打 森本(莵)


 試合序盤に洛西高校の猛攻にあいました。2回で10安打を集中させられ、2回終了時に6点差をつけられてしまいます。コールド負けも頭によぎる中、重苦しい空気を晴らしてくれたのが森本(2年 西宇治中出身)のホームランでした!チームでも人気者の一発にベンチは一気に湧きました!

 6回裏には、6本の長短打を集中させ、大嶋(2年 山城中出身)のライト前勝ち越しタイムリーヒットでついに逆転に成功しました。ゲーム前半では全く予想できない展開に高校生のパワーは改めてすごいと驚かされました。

 7回からはクローザーの村上(1年 西宇治中出身)が3回を2つの三振を含む33球で零封し、きっちりと締めて勝利を手にしました。

 劇的な大逆転勝利にベンチもスタンドも大盛り上がり!改めて、スタンドに観客がいる中の高校野球は素敵だなぁと、数年前では当たり前の光景でしたが、コロナ禍を通して、幸せに感じる瞬間となりました。次はベスト8進出をかけ、名門・龍谷大平安への挑戦です!

令和4年度秋季京都府高等学校野球大会4回戦

9月17日(土)VS. 龍谷大平安高校戦 10:00プレイボール

                       京丹後夢球場(峰山球場)

以下に活躍選手の談話を載せておきます。

【3安打の大活躍 森本義大(2年 西宇治中出身)】

Q.5回のホームランの打席。打った感触はどうでしたか?

 「毎日、ウエイトトレーニングを大切にしていて、フルスイングできたので軽い感触で打球が飛んでいきました。」

Q.ベースを回っているときの気持ちは?

 「試合の日がマネージャーの誕生日だったので、いつも以上に嬉しいホームランになりました。」

Q.3安打の大活躍。打席で大事にしていることは?

 「初球の甘いボールを見逃さないことと、好球必打を心がけています。」


【勝ち越しタイムリーヒット 大嶋翔伍(2年 山城中出身)】

Q.6回裏の勝ち越しタイムリーヒット。打席で何を考えていたか?

 「お前で決めろと言われたので、4番打者として絶対に打つという意地を見せました。」

Q.守っては捕手として4投手をリード。何に気を付けてリードをしているか?

 「インコースとアウトコースを混ぜながら、投手が強気に攻められるように、それぞれに合わせた配球や声掛けをしています。」


【完璧に抑えとしての役割を果たした 村上大剛(1年 西宇治中出身)】

Q.7回から零封。何を意識してマウンドに立ったか?

 「捕手の構えたところにコントロール良く投げることと、緩急をうまく使い打者のタイミングを外すことを意識しました。結果として零封することができて良かったです。」

Q.次戦に向けて

 「次戦でも自分の持ち味を最大限に活かした投球を心掛け、一戦必勝で、全力を尽くしたいと思います。」

 

 8月21日(日)令和4年度秋季京都府高等学校野球大会2回戦の園部高校戦があやべ・日東精工スタジアムにて行われました。新チームとして初の公式戦。霧雨が舞う中での試合ということで難しいコンディションでもありましたが、選手は精一杯持てる力を発揮してくれました。


【秋季大会2回戦】


莵 道 021 72 = 12

園 部 110 00 = 2 (5回コールド)

(莵)森安、菅 - 原野 (園)林田、谷口 - 白木


 先攻ということで、初回に先制パンチといきたかったところですが、気合が空回りし3者凡退となってしまいました。

 1回裏の守備、スムースに滑り出した園部高校に先制点を取られてしまいます。2回表の攻撃、2つの四球でチャンスを作り、川邉(2年 西宇治中出身)が同点に追いつくライト前タイムリーヒットを放ちます。その後は、一度同点に追いつかれますが、4回表に大嶋(2年 山城中出身)のタイムリースリーベースヒットなど8安打の猛攻で突き放すことができました。

 投げては先発の森安(2年 木津第二中出身)が4回を散発3安打の危なげないピッチングでクローザーの菅(1年 木幡中出身)に繋ぎました。

 チームとしては、初の公式戦を終えて一安心したというところでしょうか。今大会はしばらく日程が空きます。再び、練習で調整を繰り返して次戦の洛西高校戦に備えます。次はベスト16進出をかけた大一番です。

令和4年度秋季京都府高等学校野球大会3回戦 9月10日(土)VS. 洛西高校 10:00プレイボール

                                      太陽が丘球場

以下に活躍選手の談話を載せておきます。


【先制タイムリーを放った 川邉秀眞(2年 西宇治中出身)】

Q.2回表の同点タイムリーヒット。どんなことを考えて打席に入ったか?

 「前のバッター2人が四球で出塁してくれたので、なんとか点を取り返してゲームを振り出しに戻そうと思って打席に入りました。」

Q.打った瞬間の思いは?

 「内野の間を抜けろ抜けろと思ったら抜けてくれたので安心しました。」

Q.塁上から見たベンチの景色は?

 「とてもベンチが盛り上がって賑やかになっていたので、流れを掴めたと思いました。」


【2長打の活躍 大嶋翔伍(2年 山城中出身)】

Q.2長打の活躍。試合を通して心がけていたことは?

 「力まずにライナーの意識を強く持って、右方向を狙ってました。」

Q.特に2本目のタイムリーヒットはどんなことを意識して打席に入ったか?

 「3番として起用してもらったので、ランナーを全員返すつもりで思いっきり振り切りました。」


【先発したゲームを作った 森安悠斗(2年 木津第二中出身)】

Q.先発して試合を作りました。試合を通して意識していたことは?

 「新チームで初めての公式戦、また、僕自身初めての公式戦での登板で緊張しましたが、数多くこなしてきた練習試合を思い出して、平常心で投球することを意識していました。」

Q.今回のピッチングでどんなところがうまくいったか?

 「ストライクを打たせてアウトを取ることが出来ました。仲間も早い回に逆転してくれたので平常心でピッチングすることができました。」

Q.次戦にむけて

 「次戦も任された役割をしっかりとこなして、全員野球で勝利を目指したいと思います。」

 

 今年も猛暑が続く夏休みとなりましたが、硬式野球部は秋季大会に向けて練習を重ねてきました。新主将・須山佳聡(2年 城陽中出身)、新副主将・新井竣大(2年 西宇治中出身)、新1年生リーダー・菅晟心朗(1年 木幡中出身)の3名を幹部に据え、2年生選手6名、マネージャー2名、1年生選手12名、マネージャー1名の計21名で活動しています。


【夏休みの戦績】 24試合 9勝 15敗

 夏休みはオープン戦を中心に活動しました。新チーム始動から秋季大会に向けての限られた時間を"試合による経験値獲得"に全振りし、連日活動していました。オープン戦でのチームの目標は以下の3つです。

① ゲームを作れる投手陣の育成

② チームの作戦を理解して個の役割の判断

③ 莵道らしい自分たちらしい良い集団の形成


 ご覧のとおり、かなり多くの試合数をこなしました。試合をしてくださった他校の皆さんありがとうございました。様々な学校の硬式野球部との試合を通して、体力面、精神面ともに大きく成長できた1ヶ月になりました。また、滋賀県・皇子山球場をはじめ、大阪府・万博記念公園野球場、宇治市・黄檗公園野球場など設備の整った球場で試合をすることもでき、価値ある経験となりました。

 いよいよ今週末から秋季大会が始まります!今大会から久しぶりの有観客での試合ができそうです。ワクワクしながら試合の日を待ちたいと思います。


※令和4年度秋季京都府高等学校野球大会2回戦 8月21日(日) VS. 園部高校 12:30プレイボール

                                 あやべ・日東精工スタジアム

 

 いよいよ79()に開幕する第104回全国高等学校野球選手権京都大会が迫ってきました。毎年、この時期になると新聞各社に取材いただき、紙面掲載があるなど注目度の高いスポーツであることを再認識させられます。本当にありがたいことですし、その分、責任をもって全力プレーし、周りの方々に恩返しをしたり、本校OBの方々に誇りをもってもらえるよう精進しないといけないと身が引き締まります。

 ここ数日、壮行会が続きました。昨日は、OB会が壮行会を企画してくださり、野球の先輩、人生の先輩として現役選手に熱い言葉を頂戴しました。

 また、本日は本校の中庭にて吹奏楽部が硬式野球部の激励演奏会を催してくれました。高校野球ファンなら誰もが好きな魔曲「ジョックロック」の演奏に心が躍りました。実は、この「ジョックロック」には楽譜が存在しないそうなのですが、吹奏楽部OBの手によって曲から書き起こされたようです。このエピソードにもジーンとくるものを感じ、明日からの選手権大会への気持ちが高まりました。

 いよいよこのチームもラストスパート。入学直後から3年間、思うようにいかない日もたくさんありましたが、そのたびに成長できることもありました。明日から莵道旋風を巻き起こします。

 

 4月17日(日)に令和4年度春季京都府高等学校野球大会1次戦2回戦の洛南高校戦が行われました。球春到来で待ちに待った公式戦。いきなり打線が爆発しました。


【春季大会1次戦2回戦】


洛 南 001 000 = 1

莵 道 204 113x = 11 (6回コールド)

(洛)居原田、岩川、西田 - 伊藤 (莵)須山、七五三、新井 - 大嶋


 後攻ということで、試合の入りの守備がとても重要だったのですが、公式戦初先発の須山(2年 城陽中出身)が緊張の中、なんとか無失点に抑えます。

 直後の攻撃、四球と盗塁で得点圏のチャンスを作り、4番四方(3年 木津中出身)がライト前に鋭いタイムリーヒットを放ち、先制します。これで選手全員が落ち着きを取り戻すことができたのか、3回裏に5安打を集中させ4点を奪います。

 守備は、得意の形の3投手の継投となりましたが、それぞれが持ち味を発揮し、散発2安打に抑えることができました。特に、クローザーで登板した新井(2年 西宇治中出身)は最終回を3奪三振で締める見事なピッチングを披露しました。

 次戦は2次戦進出をかけて強打の京都廣学館高校戦です。大一番に備え、今週の練習で士気を高めます。

 以下に活躍選手の談話を載せておきます。


【先制打を放った 四方勇成(3年 木津中出身)】

Q.初回の先制タイムリーヒット。どんなことを考えて打席に入ったか?

 「自分が2塁ランナーを返して、チームに勢いをつけようと思って打席に入りました。」

Q.打った瞬間の思いは?

 「野手の間を抜けてくれと思いました。」


【全打席出塁し2安打 山田隼司(3年 精華西中出身)】

Q.全4打席出塁の活躍。試合を通して心がけていたことは?

 「とにかく塁に出て、次の塁を狙って得点につなげようと心がけていました。」

Q.特に4打席目のセンターオーバーの2塁打はどんなことを意識して打席に入ったか?

 「先頭打者で回ってきたので、塁に出てホームにより近づけるように集中して打席に入りました。」


【クローザーとして試合を締めた 新井竣大(2年 西宇治中出身)】

Q.クローザーとして三振3つで試合を締めました。何を意識して登板したか。

 「自分の持ち味は鋭い変化球なので、しっかりとコーナーを突いて追い込むことを意識しました。丁寧に投げられたと思います。」

Q.今回のピッチングでどんなところがうまくいったか?

 「点数にも余裕がある展開でのマウンドだったので、落ち着いて自分のピッチングをすることを心がけていきました。初めての公式戦で緊張もしましたが、練習通りに投げることができました。」

 

 2月中旬から学年末考査期間になるため、莵道高校のアウトオブシーズンが終了しました。考査に向けて部員たちは1年の総まとめの学習に取り組みます。文武両道を目指すために、気持ちを切り替えて勉強で集中力を養います。学年末考査が終わればいよいよ野球シーズン開幕。春季大会に向けてオープン戦で冬の成果の確認と、新たな課題を発見しながらのチーム作り期間となる予定です。

 冬の間、平日はバッティング向上のメニューを中心に、週末は部内リーグ「Rabbit League」をしていました。部員を3つのチームに分けて、リーグ戦形式を行いました。合計48試合、1人あたり約130打席の真剣勝負をすることができました。打撃成績や投手成績はマネージャーがすぐに集計してくれて、発表されます。自分の長所や短所を客観的にみることができ、平日の練習の中で改善が求められます。全員が平等に実戦経験を積めたことで、"経験値"によって成長した選手がたくさん出てきました。

 この冬の取り組みが、吉となるか凶となるかは、学年末考査終了後のオープン戦が教えてくれるので、非常に楽しみです。

 いよいよ、球春到来!夏に立派な花が咲くよう頑張ります。


【春季大会情報】

令和4年度の春季大会(4/10開幕予定)の抽選会が行われ、初戦が洛南高校に決定しました。

 

 12月12日(日)毎年恒例の親子ソフトボール大会を行いました。今年も朝から大勢の保護者の方に参加いただき、一緒にソフトボールで汗を流しました。今年は、お父さんチーム VS. 現役選手チームで勝負しました。お父さんチームのコツコツ繋ぐシブい攻撃や一発攻勢、打たせて取るピッチングに翻弄され、劣勢となりましたが、最後はなんとか現役選手の意地で引き分けとなりました。

 ソフトボール大会の後には、マネージャーによる「体力づくりのために」の発表があり、栄養や普段の食事や休養の重要性について改めて考える機会となりました。パワーポイントを使って栄養やトレーニング、休養についてしっかり発表してくれました。マネージャー自身も発表にあたって詳しく調べ、まとめあげたことで様々な気づきがあったことと思います。とても上手な発表となっていました。

 最後は、部員が1人ずつ全員の前で来シーズンの抱負を発表しました。チームの目標や個人の目標など置かれた立場によって様々ですが、しっかりと責任感を持って果たしてほしいと思います。

 当日はもちろんのこと、準備などお世話になった保護者会の皆さまありがとうございました。