学校生活

 

 5月も中旬になり、だんだん暑さを感じるようになってきましたね。センサーカメラを回収しに学校林へ行くと、蚊にたかられるようになってくる時期でもあります。虫除けスプレーを準備する部員もいたりします。森に入って調査する以上、これは避けては通れない話なので、仕方がないところではあります。
 さて、回収したデータを見ていると、今回ついに彼らが本格的に帰ってきました。そうです、豚熱という感染症により、2020年の冬に宇治地域から姿を消していたイノシシです。昨年(2021年)も10月頃に1回だけ撮影はされたのですが、それ以来姿を見ることもなく約半年が経っていました。そんなイノシシが、再び学校林に現れるようになったのです。同時に2頭が撮影されたりもしているので、宇治地域にイノシシの個体群が確実に増えてきていることを感じます。
 以前はニホンジカの次に学校林で撮影される動物だったイノシシですが、これからまた撮影数が増えていくのでしょうか。今後のイノシシの動向が楽しみです。