学校生活

 

 今年はなんと15人もの1年生が入部してくれることになった科学部です。2、3年生も合わせて27人と、昨年までとは比べものにならない大所帯となりました。というわけで、1年生には少しでも早く学校林に慣れて欲しいので、一緒にセンサーカメラの回収に行きます。
 今回は久しぶりにイタチが撮影されました。イタチは年に1~2回見られたら良い方という、学校林では結構珍しい動物です。科学部の調査では、イタチは「イタチ類」として記録しています。というのも、日本に生息するイタチはニホンイタチとチョウセンイタチの2種がいて、センサーカメラによる撮影だと、どっちか分からないんですよね。チョウセンイタチの方がサイズが少し大きいなど、並べて比較すると違いも分かるのですが、写真ではなかなか難しいです。もっとも、住宅街に近い場所に出るのは大体チョウセンイタチなので、学校林で撮影されるのもそうだとは思うのですが。
 京都に分布するイタチのなかま、いわゆるイタチ科に属する動物としては、このイタチ2種の他に、テン、アナグマがいます。この2種はどちらも学校林でもよく撮影されており、今回も姿を見せてくれました。イタチ、テン、アナグマが揃って撮影されると、何だか嬉しくなりますね。