学校生活

 

 2学期の学年末考査が終了したので、テスト期間中に設置していたセンサーカメラを回収しました。季節は秋から冬に変わってきたわけですが、その影響でしょうか、前回の回収時に比べて撮影数が大きく減っていました。

 毎年の話ではありますが、学校林に動物が最もたくさんやってくる時期は秋のシーズン(10~11月頃)です。理由としては、莵道高校の学校林はコナラなどのどんぐりを落とす樹木が多く、この時期は餌資源が豊富になっているからと考えられます。また、冬への備えとして、動物の行動が活発になり、活動範囲が大きくなっているのも影響していると思います。秋の時期は撮影数だけでなく、撮影される動物の種数も増え、いわゆる生物多様性が高くなっている時期でもあります。

 というわけで、冬になると撮影数が減るのは毎年のことなのですが、今年はその減り幅が大きいような気がします。一気に少なくなったなぁという印象ですね。こういう季節変化を見ていくのも、この調査の醍醐味です。これから本格的に冬のシーズンになっていきますが、今冬はどんな動物がやってくるのか楽しみですね。