学校生活

 

 1学期の期末考査が終了し、夏休みも近づいています。考査期間中ずっと設置していたセンサーカメラの写真を確認すると、アナグマやイタチなど、久しぶりに撮影される動物の姿がありました。

 イタチは「ネコ目イタチ科」というグループに分類される動物です。このグループには意外と多くの動物が入っており、イタチだけでなく、テン、アナグマ、カワウソ、さらにラッコまで、イタチ科に分類されます。学校林ではテン、アナグマがよく見られますね。いわゆる「普通のイタチ」ですが、京都にはニホンイタチとチョウセンイタチが分布しています。この2種はセンサーカメラではなかなか判別しづらく、科学部では「イタチ類」として一緒に記録しています。

 パッと見るとイタチとテンは似ています。しっかり見比べれば、大きさや毛色など違いはたくさんあるのですが、写真では分かりにくいことも多いです。ただ、イタチと違ってテンは手足の先まで黒くなるので、科学部ではこのポイントを重視して判別しています。

 もっとも、学校林で撮影されるのはテンばっかりで、イタチはほとんど写りません。だから、たまに今回のようにイタチが登場すると、ちょっと嬉しくなりますね。