学校生活

 

 中間考査が終わりまして、考査期間中に仕掛けていたセンサーカメラを回収することができました。相変わらずニホンジカの写真が多いわけですが、テンやハクビシン、アライグマといったお馴染みの顔もちゃんと写っています。

 1枚目のシカの写真を見てください。毛皮に白い斑点が見えます。このような斑点をもつシカを見ると、バンビ(仔ジカ)だと思う人が多いのですが、それは違います。ニホンジカは夏毛になると、白い斑点ができるのです。

 多くの哺乳類は年に2回毛が生え替わります。シカも例外ではなく、今の時期は夏毛に変わっているわけですね。夏毛と冬毛は見た目にも違いが出ることが多く、タヌキではシルエットから大きく変わるほどです。シカの夏毛は冬毛に比べて明るい感じで、白い斑点が特徴的ですね。

 季節に応じて観察される動物が変わっていくのがこの調査の面白いところですが、それと同時に、季節によって動物の姿が変わるというのも、注目したいポイントですね。