学校生活

 

 3月も終わりにさしかかり、暖かい日が続くようになってきました。学校林に入るときもポカポカといい感じなのですが、同時に、冬場は見晴らしの良かった林床にどんどん下草が生えてくる前触れでもあります。

 さて、センサーカメラで撮影される動物は季節によって多くの変化を見せてくれます。それは、夏毛と冬毛の変化であったり、ニホンジカの角の変化であったり、アナグマのように冬は姿を消したり、さまざまです。

 最近よく撮影されるニホンリスも、夏毛と冬毛で姿がちょっと変わる動物です。今の時期に見られるのは冬毛の姿ですが、冬毛のニホンリスは、落ち着いた色の毛で覆われ、お腹は真っ白、さらに耳にふさふさした毛が生えており、非常に可愛らしいです。

 ニホンリス自体、全国的には減少傾向にあるようで、絶滅が心配されている県もあります。京都ではまだまだ多く生息しているようですが、学校林でもその可愛い姿を見せてくれるのは嬉しい限りですね。