学校生活

 

 2月になりました。まだまだ寒い時期が続いていますが、日が落ちる時間は確実に遅くなっているように感じますね。7限目まで授業があった後でも森林に行ける時間が少しずつ増えてきて、センサーカメラの回収もやりやすくなっています。

 今回はあまり設置期間が長くなかったので、撮影数も決して多くなかったのですが、前回1年ぶりに撮影されたキツネが再び撮影されていました。キツネは普段写らないだけに、こうやって姿が確認できると嬉しくなります。と同時に、本当に最近タヌキが写らなくなったなと、不思議に思うところです。

 4枚目の写真を見ていただきたいのですが、角が片方しかない雄ジカが撮影されました。シカの角は毎年生えかわっており、春先になるとボトッと根元から落ち、その後また生えてくるのです。この角が落ちる時期というのが大体3月頃なんですが、早いときは2月くらいからもう落ち始めるらしいので、そろそろ、そういう時期ということなんでしょうね。

 そんな中、アーチェリー部の顧問の先生から、「ア-チェリー場に落ちていた」とシカの角をいただきました。4又に分かれている、成熟した雄の角でした。ニホンジカの角は生えかわるごとに2又、3又と増えていき、最大4又まで枝分かれしていきます。このような角を「枝角(アントラー)」といい、ウシなどに見られる生えかわらない角(ホーン)とは区別します。

 莵道高校はシカとともにある学校なので、生徒達にはこういう知識も学んでいって欲しいですね。