学校生活

 

 今年度も科学部の畑ではサツマイモを育てています。難しい世話をする必要がなく、秋になれば美味しい芋がたくさんできる。中庭に畑をつくって以来、毎年育てているサツマイモは、まさに科学部がつくる作物の代表と言えます。

 ところが今年、そんなサツマイモに異変が起こりました。

 昨年まで何事もなく育ってきたサツマイモのつるや葉が、シカに食べられているのです!

 元々、中庭は夜中にシカが入ってくる環境でした。生物実験室の横を抜けて中庭に侵入していたのです。このルートにネットをはって物理的に通れなくすることで、科学部は中庭に畑をつくることができるようになりました。

 ところが5月までの休校期間中、人の活動がなくなり学校が静まりかえっていたタイミングで、シカがもう一つの体育館側から侵入するルート(こちらはネットがはれない)に気付いてしまったようなのです。一度道を覚えれば、学校が再開された後も中庭に入ってくるようになり、結果、畑の作物がやられました。昨年から植えていたジャガイモは、最後に栄養をため込むところで葉を食べられ、結局小さな芋しか収穫できませんでした。サツマイモも、つるが伸びては食べられています。

 科学部では、対策として畑の周りにネットをはって柵をつくりました。これで一安心と思っていたら、柵の内側に侵入して食べられてしまいました。しかし、どうやってネットを突破したのか、それが分かりません。地面とネットの隙間から頭を突っ込んでいるようにも思えますが、それにしては畑の中央に植えたつるまで食べられているのが不自然です。

 そこで、柵の内側にセンサーカメラを設置し、シカのやり口を確認することにしました。

 カメラ設置から1週間、撮影された映像を確認すると、いました、シカが写っています。しかし、サツマイモの葉がまだ新しく生えてきてないためか、柵の中に侵入する様子を見ることはできませんでした。

 今後も引き続き、シカの動向を追いつつ、シカの食害から作物を守っていきたいと思います。シカとの戦いは、まだ始まったばかりです。