鳥羽高生の今

TOBA TOPICS
 

5月28日(火)に本校講堂にて、「春の歌会」を実施しました。

2年生が冷泉貴実子先生に御指導いただいて詠んだ「蛍」の和歌の中から、選ばれた5首を披講研究部が披講し、その後、冷泉先生から御講評をいただきました。

今回の披講歌は、以下の5首です。

住む蛍木陰涼しき草のぼるこぼれぬ露ぞ玉にまがふる

夜の蛍光なき谷照らしつつ滝川の瀬に玉散りまがふ

乱れゆくおのが思ひに身をこがし風の蛍の窓わたりけり

五月闇光をともす夜の蛍風に乱れて川下りゆく

谷水に思ひを写す蛍の火恋に燃えゆく五月雨の夜

今回初の試みとして、京都SKYシニア大学からも以下の披講歌をいただきました。

草のぼりとびかふ蛍のともす灯はやみに消えゆく玉とみだれて

また、もう一つ今回初の試みとして、2年生が英訳した披講歌を京都府名誉友好大使のお二人と京都の大学で学ぶ留学生お二人に朗読していただきました。最後に冷泉先生からは「世代や文化を越え短歌を楽しむ優雅な時間を過ごすことができた」とのお言葉をいただきました。

 
 
 
 
 
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