鳥羽高生の今

TOBA TOPICS
 

 春の歌会 2018/05/30 

5月29日(火)に本校講堂にて、「春の歌会」を実施しました。

2年生が冷泉貴実子先生に御指導いただいて詠んだ「泉」の和歌の中から、選ばれた5首を披講研究部が披講し、その後、冷泉先生から御講評をいただきました。

今回の披講歌は、以下の5首です。

道行けば松影の下にさざれ水夏をも知らぬ水無月の夜

玉柏真清水ゆらす水の綾泉にうかぶ月ぞゆれたる

手に結ぶ夏をも知らぬさざれ水清水の柏緑美(うるは)し

月ながらせき入る清水風通ふ友とまどゐし夏の日くらし

松影の岩井したたるま清水を手に結びてぞ夏を忘るる

今回の披講歌を2年生が英訳し、冷泉先生から「このように海外にも和歌や日本の文化を広めていってほしい」とのお言葉をいただきました。参観していただいた、京都府名誉友好大使の方からは「若者が古典に親しむのは、伝統文化を守るうえで大変素晴らしいことだ」という感想が、また、京都の大学で学ぶ留学生からは、「生徒たちの披講を聞くと、風景が目に浮かび、心の中が涼しくなった」という感想が聞かれました。

 
 
 
 
 
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