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お知らせ!! 4月22日に返却予定だった本は、5月7日以降の登校時に返却してください。しばらくおうちで大切に預かっていてくださいね。

では、以下、おすすめ本紹介。

 

☆小説『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

 首相殺害の罪を着せられ、逃げ回る若者の話。国家ぐるみで犯人にされているので抵抗は絶望的な状況だが、数少ない味方に支えられて窮地をしのいでいく...

 追われ続ける恐怖の中で、家族や友人の温かさが胸に沁みる作品です。中でも、息子が犯人だと断定するマスコミに対し、父親が放つ台詞が感動的で、忘れられません。

 ケネディ首相暗殺の犯人とされるオズワルドには陰謀論も多数あり、これを題材にした作品とも言われています。後半は一気読みですが、前半は割と退屈なので、ある程度読書に慣れている人向きかもしれません。

 

☆『人魚の眠る家』 東野圭吾

 小学生の女の子がプールの事故で脳死状態となる。父親は娘の死を徐々に受け入れるが、母親はまだ娘は生きていると断固譲らない。あらゆる手段を使って娘に生を見出そうとする母に、周囲との軋轢が生まれる。

 脳は死んでいるが心臓は動いている。死とは何なのか。

 直球で問いかけてくる作品です。母親の執念には異常性さえ感じますが、根底には誰にも理解できないほどの深い愛情があります。終盤、狂いそうになりながら娘への愛を叫ぶ母親の姿には、思いがけず涙がでてしまいました。切なく泣けるストーリーをお探しの方は是非。                            

                           生徒部教員W

 
 
 
 
 
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