網野学舎

 4月16日(火)・19日(金)の2日にわたって、1年生各区クラスが図書館オリエンテーションを行いました。
 1年生は学校図書館司書から図書館司書の仕事について、図書館ができること、図書室利用にあたって知っておくべきルールやマナーについて、そして本の探し方について説明を受けました。後半は、各グループに出題されたクイズに答えるために必要な本や情報を実際に動いて探すという体験をしました。
 オリエンテーション終了後、1年生は早速本棚から興味のある本を探して積極的に本を借りて読んでいました。

 

4月19日(金)、各委員会に分かれて拡大協議会ならびに専門委員会初会合を行いました。生徒会執行部を中心に、各クラスの室長や各委員、部活動部長が集まり、昨年度の活動の成果と課題、今年度の活動方針などをそれぞれ決定しました。
 来週26日(金)に開催される生徒総会を経て実質的な生徒会活動がスタートします。生徒の皆さん、みんなで協力し合ってよりよい学校をつくっていきましょう。

 

 4月18日(木)の昼休みに本校中庭において、吹奏楽部がミニコンサートを開催しました。披露したのはJ・popを2曲。観客の生徒達は教室の窓から吹奏楽部の演奏に対し、手拍子や温かい声援を送っていました。吹奏楽部の皆さん、全校生徒に憩いのひとときをありがとう!


 

 4月17日(水)、3年生を対象に分野別進路ガイダンスを行いました。大学、短期大学、専門学校・各種学校から講師をお招きし、3年生に対してそれぞれの分野の特色や入試情報、学ぶ具体的な内容、そして卒業後の進路などについて詳しく話をしていただきました。また、就職希望者や公務員希望者に対しては、講演だけでなく、公務員試験対策の講義もしていただきました。
 生徒達は皆真剣な眼差しで講師の先生の話を聞いていました。

 

 4月15日(月)の午後、生徒会執行部の主催で新入生歓迎オリエンテーションを行いました。入学して間もない1年生に対して、上級生が本学舎の生徒会の取組や各クラブの活動を紹介しました。1年生は先輩方による部活動紹介を、時には拍手や手拍子を贈りながら興味を持って見ていました。
 新入生の皆さん、委員会活動や部活動などの生徒会活動に積極的に参加していきましょう。

 

 4月13日(土)、京都府立京都すばる高等学校において『第71回全国高等学校ワープロ競技大会京都府予選(兼第42回近畿地区高等学校ワープロ競技大会予選)』が開催されました。

 本校企画経営科の生徒が5名出場し、団体競技で見事、第3位に入賞しました。この成績により来月5月12日(日)大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校で開催される近畿地区高等学校ワープロ競技大会への出場が決定いたしました。

 

【表彰】

◆団体競技の部 第3位

  【3年3組 上羽 柚夕(丹後中)  梅田 恵来(弥栄中)  荻野 優陽(弥栄中)

   2年3組 藤村 愛人(峰山中)  安田 楓(丹後中)】

◆佳良賞

 3年3組 上羽 柚夕(丹後中) 

◆新人賞

 2年3組 藤村 愛人(峰山中)

 

ファイル名:R64月行事予定(生徒向け).pdf

※PDFを開くには下記「4月学校行事」をクリックして下さい。

 
 

 4月10日(水)・11日(木)の2日間、新入生がオリエンテーションを行いました。
 初日は、教務部、生徒指導部、進路指導部、人権教育担当による講義や校歌練習を通して、今後の高校生活の基本的なあり方を学びました。
 2日目は、各クラスに分かれて自己紹介をし、3組については企画経営科独自のオリエンテーションを行いました。
 新入生の皆さん。はじめてのことがたくさんあるかもしれませんが、早くクラスメイトと仲良くなって少しずつ高校生活に慣れていってください。

 

 4月9日(火)網野学舎を会場に、令和6年度第5回入学式を挙行しました。
 網野・久美浜両学舎合計106名の新入生は大きな拍手の中、喜びと緊張が入り混じった様子で入場しました。各担任から呼名を受けた後、後藤校長から入学許可を受けました。
 式辞で後藤校長は、壮絶な人生を歩んだ後、発展途上国から世界に通用するブランドを立ち上げたある日本人女性実業家のエピソードを紹介しました。この話を通して、「一度しかない人生を自分らしく精一杯生きるために、自分が持っている才能をどのように発揮して、社会にどのように貢献するのかを考えながら高校3年間を過ごしてください。」と、新入生に呼びかけました。
 続いて、PTA会長の森政博様から祝辞があり、「夢を叶えることは容易なことではありませんが、目標に向かって『凡事徹底』していけば、未来を開いていくことがきっとできます。」と、励ましの御言葉を頂きました。
 最後に、新入生を代表して、網野学舎の野村謙心さん(網野中)と久美浜学舎の本井花歩さん(網野中)が、本校の規則をよく守り、生徒としての本分を尽くすことを宣誓しました。
 閉式後、新入生はそれぞれの教室へと移動し、高校生としての第一歩を踏み出しました。
 新入生の皆さん、御入学本当におめでとうございます。


 

4月8日(月)、令和6年度第1学期始業式を行いました。
 はじめに、この4月に人事異動になった教職員が後藤校長より紹介されました。
 式辞で後藤校長は、年度初めの節目にあたり、節を持つ「竹」について話をしました。竹は節と節の間がそれぞれ伸びて、時には一日で1メートル伸びるものがあること、大風や大雪に対してもしなやかにたゆみ、また元に戻る性質があること、めったに咲かない花が落とす種から発芽した芽は、はじめの3年は上にはほとんど伸びないが、地中の見えないところでどんどんと根(土台)を張っていくことなど、竹の特性を通して、人の生き方・あり方について話をしました。そして、丹後緑風高生に築いてほしい根っこ・土台として「当たり前のことを当たり前にやること」、「授業を大切にすること」、「支え合ったり高め合ったりできる集団であること」の三つを挙げ、それらを節目ごとに意識をしながら今年度の過ごし方を考えていってほしいと、生徒に期待をして式辞を結びました。


 

ファイル名:R5年度 網野学舎卒業生の大学・短大合格状況(延べ数).pdf

※PDFを開くには下記「令和5年度 網野学舎卒業生の大学・短大合...」をクリックして下さい。

 
 

 3月19日(火)の終業式終了後に、今夏に開催されるパリオリンピック・レスリングフリースタイル74kg級に出場する、本校卒業生の高谷大地選手の壮行会を行いました。
 壮行会で高谷選手は、「努力」とは単に人以上に頑張るのではなく、自分が何ができて何ができないかを、当たり前のことを当たり前にやる中で毎日地道に確認し続けること。「努力」には「我慢・継続・試行錯誤」の3つが大切であること。「努力」とは人に認めてもらうことでなく、自分のためにするものであり、常に自分軸で生きること、など、「努力」をテーマに話していただきました。
 そして最後に、「全力で続けて、全力で失敗をしてみてください。その失敗が必ず、自分をさらに『最強』にしてくれます。」と、後輩達に向けて力強いメッセージを送りました。
 この高谷選手の出場によって、本校としては網野高校時代から数えて8大会連続、レスリングに限っても、前回東京オリンピックに出場した実兄の高谷惣亮さんに継いで6大会連続のオリンピック出場となります。
 髙谷選手、世界を相手に全力でぶつかり、日本に希望と感動をもたらしてください。頑張ってください!

 

 3月19日(火)、令和5年度第3学期終業式を行いました。
 式辞で後藤校長は、去る3月1日に行われた卒業式での在校生代表による送辞の内容と、丹後緑風高校を巣立った2期生である卒業生代表の答辞を、一部を引用して紹介しました。これらを通して、人間が成長するためには「誰かと一緒に協力しながら協働して何かに取り組むという経験」、「自分の課題に向けて孤独でも一人でコツコツやりながらそれに向かっていくという経験」という2つの経験が大切であり、これらを繰り返しながら成長を重ねていってほしいと生徒に語りかけました。
 また、壮行会が行われ、3月下旬に開催される全国選抜大会に出場するレスリング部のメンバーが登壇し、キャプテンの北島魂さんが力強く決意を述べました。

 

 1年生普通科は「総合的な探究の時間」の一環として、海ごみ→アートプロジェクトに取り組んできました。3月11日(月)にはビーチクリーンで拾った海ごみで制作したアート作品のお披露目会が行われました。作品は浦島伝説の残る土地柄や長寿のまちと呼ばれていることにちなんでウミガメをモチーフとしています。この作品によって海ごみに対する関心が高まることを願っています!

 

 3月12日(火)の午後、先日卒業した3年生の一部生徒を講師に招いて、1・2年生を対象に「3年生の合格体験談を聞く会」を行いました。生徒達は四年制大学や専門学校、就職などの分野ごとに分かれ、それぞれの分野に合格をした3年生の先輩から、受験への取り組み方や、苦労したり工夫したりしたこと、成功体験だけでなく失敗談を含めたありのままを話してもらいました。身近な先輩方の貴重な体験談を、後輩達は目を輝かせながら真剣に聞いている様子でした。

 

  体操部は男女にわかれ、それぞれ大会を目指して別メニューで真剣に練習に取り組んでいますが、普段はみんなとても仲良し。地域の演技会にはともに参加するなどして、しなやかで迫力のある演技を披露して観客を魅了しています。
 女子のキャプテンである今井小花さん(2年2組・弥栄中)は、「私達女子は春にある大会を目指して、真剣な中にもいつも明るく楽しく練習をしています。これからも学年の違いに関係なくお互い何でも言い合える、お互い成長し合える部活にしていきたいです。」と、
 男子のキャプテンである今森駿さん(2年2組・丹後中)は、「11月に行われた新人戦京都大会では団体で優勝をすることができました。私は3月の全国選抜大会個人戦に出場します。元気よくしっかりと演技をし、自分の限界に挑戦をしていきたいです。」と、それぞれ凛々しい笑顔で話してくれました。

 

ファイル名:アカシヤの丘⑪.pdf

※PDFを開くには下記「令和5年度 アカシヤの丘 第11号」をクリックして下さい。

 
 

   丹後は掘れば掘るほど宝の出る町

 令和3年度より3年間、京丹後市の地域コーディネーターとしてお世話になった李さんに、本校での思い出や将来の抱負、そしてお別れの挨拶の言葉を頂きました。

李 瓊瑞(リ・ケイズイ)さん
 私は中国の青海省で生まれました。日本のアニメが大好きで、中学生の頃から独学で日本語を学びました。大学時代に交換留学生として来日し、そのまま京都の大学院に進学し、土地利用、農村開発や観光、地域創生などについて学びました。仕事をするならこれまで学んできたことを生かしたいと思い、3年前に縁あって京丹後市に移り、地域コーディネーターの仕事を頂いて丹後緑風高校に着任しました。
 網野学舎の生徒は礼儀正しく、控え目で、いい子達ばかりだというのが第一印象でした。少しずつ互いを知るにつれ、一人一人素晴らしい個性を持ち、学業も部活動もすべて最後までやり抜こうとする信念と根性の強さがあると知り、とても感動しました。
 私はこれまで、企画経営科の課題研究や普通科の総合的な探究の授業などに携わらせていただきました。思い出はたくさんあって尽きないのですが、生徒の皆さんと共に学び、時には一緒に悩み、時には一緒にはしゃいだ中で、どんどん成長をしていく皆さんの姿を目の当たりにし、改めて「教育」の素晴らしさを実感することができました。
 元々砂漠地帯の近くに住んでいたこともあり、日本はとても緑が豊かで、特に丹後は海の幸も山の幸も豊富にある素晴らしい町だと思いました。また、街並みも家もコンパクトであるものの、その分人と人の距離が近く、みんな温かく優しい人達ばかりだと感じました。3年間、様々なプロジェクトを通して人と人をつなぐ仕事をしてきた中で、私自身なかなかできない貴重な体験をたくさんさせていただきました。丹後はまさに「掘れば掘るほど宝が出てくる」、そんな魅力いっぱいの町だと感じています。
 私はこの4月から引き続き日本で、今度は教育の側ではなく企業の側から、主に農業を中心にした地域創生の仕事に従事する予定です。この丹後で学んだ知識や経験を生かし、さらなるキャリアアップを目指し、将来は日本に永住したいと考えています。
 生徒の皆さん、自分の興味や関心のある分野からでいいので、高校生のうちから地方創生に積極的に携わってほしいです。これからはZ世代である皆さんが、地方を、そして日本を担っていきます。これまで皆さんの成長を支え、日本をリードしてくれた年配の方々に恩返しをするつもりで、自分の持っている才能を最大限に発揮しながら、地方やこの日本を大きく盛り上げていってください。期待しています。
 私は丹後が大好きです。丹後に来て本当に良かったです。この3年間は私にとって一生の思い出です。本当にありがとうございました。

...私達以上に日本や丹後を愛し、日本人の心の持ち主であると、私は李さんを取材して強く感じました。次なる使命の場所でさらに活躍されることを心より祈っています。李さん、これからも頑張ってください!また会う日まで、再見(ザァイ・ジェン)!
              

(取材・文 安達卓能)

 

   人材はいつもここから旅立っていく

 全国商業高等学校協会が実施する各種検定において、3種目以上1級合格者が本校で8名表彰されました。代表の2名の生徒に高校生活を振り返ってもらいました。

【五冠】 ビジネス計算実務・簿記実務・ビジネス文書実務・情報処理・商業経済
安田和奏さん(3年3組・丹後中)
 様々な資格が取得でき、興味があった地域活性化のための取組ができる点に魅力を感じ、私は早いうちから企画経営科に入学したいと考えていました。
 この3年間はまさに「挑戦」の連続でした。発表が苦手だった私は、高校で自分を変えたいと思い、さらには先生方も背中を押してくださり、イベントでの販売実習やプレゼン発表などに多く挑戦をしました。おかげで発表スキルが大きく上達したと感じています。
 私はこれまで、地域活性化における改善や発展の案を行動に結びつけるという「企画実践力」を培ってきました。将来は、人と地域をつなぐコーディネーターとして、地元丹後に戻って地域貢献に携わっていきたいです。そのためにも、大学で地域社会についてさらに深く学んでいきたいです。
 後輩の皆さん、ビジネスの仕組みや経済について学ぶことができ、普通ではなかなかできない様々な経験や体験ができるのが企画経営科です。自分の中の「好奇心」を大切に、これからも思いっきり勉学に励み、自分自身をさらに鍛えていってください。

【四冠】 ビジネス計算実務・簿記実務・情報処理・商業経済
前川凌万さん(3年3組・網野中)
 私は中学生の頃から起業家になりたいという夢がありました。そのために商業のことを早くから学んでおきたいと思い、企画経営科に進学をしました。
 企画経営科では、取組によっては地域の大人の方にこちらからお願いに行くことも多く、元々は人見知りの性格だった私も、この3年間で説明力や交渉力を鍛えることができました。普段からビジネスマナーなど応対の仕方も学んでいたので、それも生かすことができたのだと思います。
 私は卒業後に短大に進学してより深く経済や経営について学びます。さらに将来は地元京丹後に帰り、伝統産業を活かした会社を起業したいと考えています。
 後輩の皆さん、同世代に限らず、大人の方々に対しても、自分を出して積極的に当たっていきましょう。勇気も要るし失敗することがあるかもしれませんが、それは立派な「経験」です。それを重ねていけば学校生活が充実し、チャンスだって掴むことができ、自分に自信がついていきます。頑張ってください。

...こんな風に苦手や弱点、不得意を抱えていた生徒達が、3年間で見違えるほどに成長し、求められる人材として各分野へ今年も数多く旅立っていきました。頑張れ緑風卒業生!
           

   (取材・文 安達卓能)


 

 3月1日(金)、京丹後市長の中山泰様をはじめ多くの御来賓ならびに保護者等の皆様の御臨席の下、令和5年度第2回卒業式を盛大に挙行しました。
 式は網野学舎と久美浜学舎の総勢130名が晴れやかに入場して始まりました。卒業証書の授与では、クラス担任が一人一人呼名し、後藤校長からクラスの代表者に卒業証書が授与されました。
 式辞で校長は、卒業生が過ごした3年間の学校生活を、様々な思い出を振り返りながら労い、卒業生の成長を喜びました。そして最後にはなむけの言葉として作家吉川英治氏の「我以外皆我師也」を卒業生に贈り、式辞を結びました。
 送辞では、在校生代表として網野学舎の中山惠太さんと久美浜学舎の薮彩夏さんが、先輩への感謝の思いと伝統を引き継ぐ者としての決意を込めて読み上げました。これを受けて、網野学舎の滝上妃さんと久美浜学舎の奥田羽南さんが卒業生の代表として揃って登壇し、高校生活の思い出を振り返り、成長を支えてくれたすべての人たちへの感謝の思いを込めて答辞を述べました。
 最後は参加者全員で、巣立っていく卒業生を大きな拍手で見送りました。
 式終了後、久美浜学舎では、会議室を会場に「卒業生を送る集い」が行われました。網野学舎では、思い出が詰まった教室で仲間との最後のホームルームが行われました。卒業生たちは、大きな笑いと別れを惜しむ涙が入り交じった「最後のひととき」をしっかりと心に刻んでいました。皆さん、御卒業本当におめでとうございます!


 
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