網野学舎

最後の舞台で 最高の「恩返し」を

 6月17日から19日にかけて奈良県橿原市で行われた第76回近畿高等学校新体操選手権大会において個人競技で総合3位に輝き、7月16日から始まる近畿ブロック大会に高校最後の大会として出場をする大垣さんに決意を伺いました。

大垣伶さん(3年1組・網野中)
 新体操との出会いは小学5年生でした。ジュニアクラブの見学で見た先輩方のバク転を決める姿に憧れて、自分もできるようになりたいと思い体操を始めました。
 高校では練習量も増え大変だと感じることもありましたが、それでも新しい技にチャレンジし、それが成功したときには嬉しさと同時に大きな達成感を感じました。
 私は京都大会で2位に入り、今回個人としては初めての近畿大会でした。出場者も多く、各府県の強豪が集まった大会だったので私は試合前から緊張をしていました。ですが「いくら頑張っても練習した以上のことは出せない。いつも通りで演技に臨もう。」と腹を決めて臨みました。1種目目のクラブではミスが出たものの、焦ることなく心を切り替え、2種目目のスティックではノーミスの演技で終わることができました。試合後はもっとできたと悔しい気持ちでしたが、総合3位に入ったと聞いた時には正直びっくりしました。顧問の先生も両親もよくやったと喜んでくれて本当に嬉しかったです。
 次の近畿ブロック大会が私の高校最後の大会となります。高校で培った練習の成果を出し切って、これまで教えてくださった先生や共に競い合い励まし合ったチームのメンバーに対して「恩返し」と「感謝」の思いを胸に最高の演技をしたいです。

...丹後緑風体操部では技術はもちろん、挨拶や礼儀を含めた人間性も磨くことができたと話してくれた大垣さん。「感謝」の思いを胸に、集大成の舞台で有終の美を飾ってください。

(取材・文 安達卓能)

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