企画展

 
特別展 「宮津という地に居城を拵え-地中に眠る宮津城-」 終了しました 

 宮津城の歴史は天正8年(1580)の細川(長岡)藤孝による築城に始まります。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いに際して、藤孝は宮津城を焼いて舞鶴の田辺城に籠城して西軍を足止めしました。この功によって細川氏が豊前に移封された後、新たに城主となった京極氏によって宮津城は大規模に改修され、寛永年間に完成したとされます。明治6年(1873)の廃城令による城の取り壊しと大正13年(1924)の宮津駅開業以降の市街化によって城の遺構は失われ、現在では、本丸石垣の一部と宮津小学校に移築転用されている太鼓門が、わずかに往時の宮津城の面影をしのばせるのみです。一方、昭和55年(1980)から行われてきた発掘調査では、堀や土橋、枡形虎口などが発見され、城の遺構が地下に確かに残っていることを証明するのみならず、遺構の変遷がわかる調査地点もあります。
 地上に残る遺構がほとんど存在しないこともあって、宮津城の研究はあまり行われてきませんでしたが、諸資料を調査すると、これまであまり注目されてこなかった絵図や古文書などの中に、宮津城の築城から廃城までの興味深い事実を見出すことができました。
 今回の展示では、発掘調査の成果に加えて、これら新出の絵図・古文書などから、現在は失われてしまった宮津城の姿を探り、宮津在住の古川輝夫さん作成のコンピューターグラフィックスによる復元イメージも活用しながら、地中に眠る宮津城の姿を紹介します。


会期

  平成29年10月21日(土)~12月10日(日)
  月曜休館

主な展示品

 ・織田信長黒印状(複製・宮津市教育委員会蔵)
         (原資料・(公財)永青文庫蔵)
 ・丹後宮津城図(金沢市立玉川図書館近世史料館蔵)
 ・丹後宮津城中破損修覆之図および関係文書(宮津市教育委員会蔵)
 ・丹後宮津城中所々破損修覆銀高大積之目録(館蔵)
 ・正保宮津城絵図案(宮津市前尾記念文庫蔵)
 ・細川藤孝奉行人上原之能禁制(金剛心院蔵)
 ・細川期の出土瓦・土器・陶磁器(宮津市教育委員会・(公財)京都府埋文センター蔵)
 ・京極期の出土瓦・土器・陶磁器(宮津市教育委員会・(公財)京都府埋文センター蔵)
 ・宮津停車場線与謝郡宮津町地内道路新設工事平面図(写真)
                         (原資料・京都府立京都学・歴彩館蔵)

関連事業

 文化財講座 
 「甦る宮津城-CGと考古学の共演-」
  日時:10月28日(土)13時30分~
  場所:当館第一研修室
  講師:古川 輝夫氏、当館資料課長 森島 康雄

 「ありし日の宮津城の姿」
  日時:11月25日(土)13時30分~
  場所:当館第一研修室
  講師:三浦 正幸氏(広島大学大学院教授)           

 
 展示解説 10月22日(日)、11月23日(木・祝)13時~
       *文化財講座修了後にも行います

  


  チラシはこちら→特別展「宮津という地に居城を拵え-地中に眠る宮津城-」チラシ.pdf
 

京都府立丹後郷土資料館
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