1.研究主題

「学ぶ意義を感じ、学び合いを通して主体的に学ぶ児童の育成」
 
  目指す子どもの姿

    学び合う児童の育成


  ☆ 主体的に将来を切り拓く力

  ・ 感じたことや考えたことを自分なりに表現する。

・ 考えを伝え合い、学び合う。

・ 自己の学習理解を深め、主体的に学習する力を高める。

 
  ☆ 共に生きる力

・ 他と関わる中で互いの考えや思いを共有し、課題解決に向けて、考えたり、協力したりする。

・ 互いのよさを認め合い、自他を尊重する。


 ☆ 挑戦する力

・ 目的に向かって、難しいことでも諦めずにやり遂げる。

・ 課題解決に向け、自分で考え、自分から取り組む。

 

2.主題設定の理由


  本校は、全校児童50名の小規模校である。本校では、6年前より算数科を通して、主体的に学び、生き生きと伝え合う児童の育成を目指して研究を進めてきた。

児童は、どの教科においても真面目に学習に向かうことができており、言われたことにはきちんと取り組むことができている。しかし、学習に進んで取り組むことができない、自分の考えを持つことができない、考えに自信がもてない、考えの根拠を説明しにくいなどの課題が見られた。

そのため、昨年度は、「聴き合い・伝え合い」ということに重点をおいて指導を進めた。自力思考からさらに深い学びにするための「学び合いタイム」を設定し、授業改善に取り組むことで、自分の考えを発表したり友だちの意見を聴いたりすることができるようになった。また、「ことばのホール」での発表、学級での話合い活動などを通して、自分の立場を明確にして発表することはできるようになってきた。しかし、一人一人が友だちの意見を聴いて自分の考えと比べたり、新しい考えに気付いたりすることや、さらに考えを深めることにまだ課題があり、「主体的・対話的で深い学び」が十分にできているとは言えない。また、指導と評価の一体化が図れていない授業は、児童にとってゴールが見えにくく、主体性を伸ばすことにつながりにくいという課題もある。

そこで、本年度は、「主体的に学ぶ児童の育成」をキーワードに、「聴き合う・伝え合うこと」、「深い学びにつながる授業」に重点を置いた研究を進めたい。まずは児童の聴く姿勢から改めて見直し、生き生きと伝え合う児童の育成を引き続き目指したい。そのために「ことばのホール」での聴き方・話し方の指導を引き続き行う。また、パフォーマンス課題を利用した、主体的・対話的で深い学びにつながる授業を、算数科を中心として行う。単元の流れを明確に示し、指導と評価の一体化を図ったパフォーマンス課題を設定することにより、学習に主体的に向かう力を伸ばしたい。さらに、他教科や学級活動においても話合い活動を充実させていく。少人数を生かした授業展開、一人一人が「分かった」「できた」「もっと学びたい」という喜びや意欲が溢れ、学び合いのある授業を目指し、学習理解を深めさせていきたい。