《からだの慣用句》 2009年 9月の手話
慣用句とは二語以上の言葉をつなげて、元の意味とは全く異なる意味を表すものですので、単語通りの手話表現では内容が伝わらない場合があります。
また、聴覚に障害がある子どもにとって、からだの部位は名前を言わずとも指さして事がすむせいか、覚えにくいもののようです。 豊かな日本語の力を身につけるために、覚えて欲しい「からだに関わる慣用句の手話表現」というテーマでここに掲載します。
(手話表現については全日本ろうあ連盟「日本語-手話辞典」を参考にしています。)
今月のからだに関する慣用句
- A : 口が過ぎる。 (例:先輩に向かって口が過ぎるぞ。)
- B : 口をきく。 (例:友達が担当者を知っていて、口をきいてくれたので上手くいった。)
- C : 口がすべる。 (例:うまく尋ねられて、思わず口がすべってしまった。 )
- D : 口に合う。 (例:この味付けは僕の口に合う。 )
問題パターンⅠ ビデオの手話を見て、慣用句A~Dのどれを表現しているか考えてください。
問題パターンⅡ 慣用句A~Dはどのように手話表現すればよいでしょうか考えてください。