現場の教員の 間違いやすい手話表現

「日本手話」と「日本語対応手話」は区別されることもありますが
聾学校の現場教員としては、

@様々なコミュニケーション手段を持つ子供達を目の前にして 、
  どの生徒にも、伝わるようにしたいこと 。
A学校では、教科・日本語の内容を正しく伝える必要があること。
B健聴者がすぐに 「日本手話」 を使いこなすことは 難しいが、
 できるだけ正確に意味を伝える必要があること 。

そこで、本校教員の間違いやすい手話表現を集め、
「この手話表現なら、簡単により正確に意味が伝わるのではないか」
という答を検討してみました。毎月このHPで発表したいと思います。

 

2006年7月の手話

(例文) 行ってもだめだ。
まず、この文を手話で表してください。

マル
マル
マル

次に、下の文をどう区別して表しますか?
  @ 行ってもだめだ。
  A 行ってはだめだ。


@とAが同じ手話表現になりませんでしたか?(^o^)

「行ってもだめ」というのは、「行くのがだめ」というよりも、
「行っても無駄に終わるだろう」という意味ですね。
ですから、「行ってもだめ」と「行ってはだめ」を同じ表現にしないで、

@ は「 行く 」+「 無駄 」 で
A は「 行く 」+「 否定 」

というように、区別して表現する方が、
手話を読みとって勉強する子どもにはより正確に伝わると思います。

 

@行っても A行っては
無駄 否定

次に、下の文をどう区別して表しますか?
  @ 行っても、彼はいないだろう。
  A 行くけど、彼はいないだろう。


@とAが同じ手話表現になりませんでしたか?(^o^)

これも上と同様に、「行っても」と「行くけど」を同じ表現にしないで、

@ は「 行く 」+( 無駄 ) で
A は「 行く 」+( 逆接 )

というように、区別して表現する方が、
手話を読みとって勉強する子どもにはより正確に伝わると思います。

 

@行っても A行くけど
無駄 逆接

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