2004年度京都府立聾学校 今月の手話

 手話には、助詞にあたる単語表現はなく、手の動きや方向でそれを表します。
 だから、日本語で1つの助詞の有無や位置によって全く意味が違ってくる
のと同じように手話でも少しの表現の違いによって全く意味が違ってくるのです。

 このページは日本語を手話になおす時に間違いやすい手話表現を集めてみました。

  あなたの手話表現はどうなりますか?
文の意味を考えながら表現してみましょう。


使われる手話単語   
この本その本 読む 良い いいよ(かまわない)
人差し指で指す   本は左手で表す 相手に近い場所を
人差し指で指す
右手2指を繰り返し
上下させる
右手こぶしを
鼻から前に出す
右小指をあごに
(2回)当てる
 AもBも同じ手話表現 
「この本・その本」 + 「読む」 + 「かまわない」

になりませんでしたか?

Aの文は ・・・ 読んだ方が良い、おすすめの意味。
Bの文は ・・・  読んでもかまわない、読まなくてもOK、の意味。
というように意味が違うので、誤解を減らすために



★Aは 「この本」 + 「読む」 + 「良い」
アイコンAの文の手話ビデオアイコン

★Bは 「その本」 + 「読む」 + 「いいよ」(かまわない)
アイコンBの文の手話ビデオアイコン