インターネットで手話を勉強!!

2001年 今月の手話


*手話の語順と日本語の語順は少々異なります。英会話を覚えるときのように、日本語とは違う言語として手話を覚えて下さい。また、手話は表情が大切です。鏡を見て練習しましょう。
 *今年度は、日本語としてはよく使いますが、手話にはしにくい表現や、日本語をそのまま手話に置き換えるのではなく、手話の特徴を生かした表現を取り上げてみました。手話表現の豊かさもご覧ください。


11月のテーマは「出発しないと」です。

今月から「季節に関わるテーマ」を離れて、手話の特徴を生かした表現をテーマに取り上げてみました。
「急いで出発しないと、バスに乗り遅れるよ。」

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ポイント!

*「出発しないと」は手話で「出発」+「しない」と表現すると「出発しません」と言う意味になってしまいます。 「出発する」+「必要がある」+「さもないと」と表現します。
*「さもないと」を表すため、「必要」の手話と同時に相手を見て軽くうなずきます。
*日本語の語彙にこだわらず、わかりやすい表現を大切にします。


<急いで>=「早く」

  右手のひらで軽く頬を2回叩きます。
  京都独自の手話です。(他の地域でも一部使われています。)  

<出発しないと>
  =「出発する」+「必要がある」+「さもないと」と表現します。
「出発」

  左手のひらの下から親指を立てた右手を前に出します。
  家や建物を出発する時に使われます。(電車などが出発する場合は使われません。)

「必要」

  両手のコの字形を手前に引き寄せます。

「さもないと」

  「必要」の手話と同時にうなずきます。

<バスに>

  両手の人差し指の先を向かい合わせ、親指を立てて前に進めます。

<乗り遅れるよ>=「時間に」+「合わない(間に合わない)」で表します。
「時間」

  左手の腕時計の位置を右人差し指で指します。

「合わない(間に合わない)」

  左手人差し指の先に右人差し指の先を当てたあと、上下に引き離します。

<うなづく>=文の区切り






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