インターネットで手話を勉強!!
2001年 今月の手話
*手話の語順と日本語の語順は少々異なります。英会話を覚えるときのように、日本語とは違う言語として手話を覚えて下さい。また、手話は表情が大切です。鏡を見て練習しましょう。
*今年度は、日本語としてはよく使いますが、手話にはしにくい表現や、日本語をそのまま手話に置き換えるのではなく、手話の特徴を生かした表現を取り上げてみました。手話表現の豊かさもご覧ください。
6月のテーマは梅雨です。
「もうすぐ梅雨に入り、雨の毎日でうんざりします。」
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ポイント!
*日本語の文の順序や語彙にあまりこだわらず、簡潔に言いたいことを表現しましょう。
「もうすぐ梅雨に入り」→「入る」という表現にこだわらず、「梅雨(が)迫る」と簡潔に表現します。
「雨の毎日でうんざりします」は「毎日」+「雨々」+「うんざりする」と表現します。
*自分の気持ちを表す文では、表情で気持ちをしっかり表現しましょう。
「雨々」の手話をする時も「うんざりする」気持ちを表現しましょう。
< もうすぐ梅雨に入り>
=「梅雨(「梅」+「雨」)」+「迫る」と表現します。「入り」は特に表現しません。
<梅>
親指と人差し指と中指をすぼめた右手を唇の端とこめかみに順に当てます。
<雨>
軽く指先を広げた両手のひらを下に向け、繰り返しおろします。
<迫る>
→
両手のひらを前後に向かい合わせて右手を左手に近づけます。
<雨の毎日でうんざりします。>
「雨の毎日でうんざりします」 = 「毎日」+「雨々」+「うんざりする」と表現します。
<毎日>
親指と人差し指を立てた両手を向かい合わせて手首を軸に人差し指を下から上に回します。
<雨々>
「雨」の手話の繰り返しと表情で長く続く雨にうんざりする気持ちを表現します。
<うんざりする>
「うんざりする」=「降参」 : 頭の横に親指と人差し指を当て、前におろします。
<自分を指さす>
<PT1>1人称
<うなづく>=文の区切り