インターネットで手話を勉強!!

2001年 今月の手話


*手話の語順と日本語の語順は少々異なります。英会話を覚えるときのように、日本語とは違う言語として手話を覚えて下さい。また、手話は表情が大切です。鏡を見て練習しましょう。
 *今年度は、日本語としてはよく使いますが、手話にはしにくい表現や、日本語をそのまま手話に置き換えるのではなく、手話の特徴を生かした表現を取り上げてみました。手話表現の豊かさもご覧ください。


7月のテーマは子どもです。

「暑くなって、水辺で遊ぶ子ども達の姿が見られるようになりました。」

アニメーションを見たい人はこちらへ(約380KB)

少し重い画像ですが、是非ご覧ください

ポイント!

*日本語の文の語彙にあまりこだわらず、具体的にわかりやすい表現を使いましょう。
  「水辺」→「水」という表現にこだわらず、「川」や「海」でと具体的に表現しました。
  「子ども達の姿」は「姿」という手話は使わず、「子ども達の様子(状態)」と表現します。

*「見る」は子ども達がいる場所に体を向けて表します。体を傾けているのは遠くからながめている様子を表しています。


<暑くなって>
「暑く」

  親指と人差し指を閉じて、額からほおに揺らしながら下ろし、汗が流れる様子を表現しています。
  (ここでは左右両手を使うことにより暑さが厳しい様子を表しています。)  

「なって」

  人差し指をたてた両手を交差させます。

<水辺で>
「水辺」=「川」や「海」と具体的に表現します。
「川や」

 右手3指を軽く開き川の字を描くように下ろします。 


  「うなずき」:単語が並列していることを表すためにうなずきを入れます。
   「川」「海」をうなずきを入れず連続で表すと、「川海」という単語として認識されます。

「海」

  右小指を口元に当てたあと、手のひらを波のように動かします。

<遊ぶ>
 
  人差し指を立てた両手を交互に前後に軽く振ります。

<子ども達の姿が>
「子ども」

  両手のひらを前方に向け、軽く振ります。

「達」

  「達」=「人々」:親指と小指を立てた両手を揺らしながら左右に開きます。

「姿が」

  「姿」=「状態」:両手のひらを前に向けて、交互に上下させます。

<見られるようになりました>
 「見る」+「できる」と表現します。
「見る」

  目の位置から右手の2指の指先を前にだします。

「できる」

  右手指先を左胸と右胸に順に当てます。

<うなづく>=文の区切り




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