インターネットで手話を勉強!!

2001年 今月の手話


*手話の語順と日本語の語順は少々異なります。英会話を覚えるときのように、日本語とは違う言語として手話を覚えて下さい。また、手話は表情が大切です。鏡を見て練習しましょう。
 *今年度は、日本語としてはよく使いますが、手話にはしにくい表現や、日本語をそのまま手話に置き換えるのではなく、手話の特徴を生かした表現を取り上げてみました。手話表現の豊かさもご覧ください。


4月のテーマは新入生です。

「新入生を迎えて学校にもまた活気がもどってきました。」

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ポイント!

「迎える」= ここでは、 両手のひらを上に向けて指を立て(立てた指が「人」を表す)、手前に持ってきて置くことにより、多くの生徒が入って来る様子を表現しました。

「活気がもどってきました」= 「また」+「盛り上がる」+「なりました」と表現し、生徒が入学してくることによるまた活気がでてきた様子を表現します。
「活気」+「もどる」+「きました」とすると「活気(さん)が(行って)帰る、ここに来ました」となり、意味の合わない単語の並列になってしまいます。

手話は地域によって少しずつ表現が異なります。「生徒」=京都の手話で表現しました。
 


<新入生を> =「新しい」+「生徒」


「新しい」 = すぼめた両手をぱっと前に出して広げます。


「生徒」= 軽く開いた両手を上下に置き、握りながらはかまのひもをしめるようにします。
→京都独自の表現です。

<迎えて>

「迎える」 : 両手のひらを上に向けて指を立て、手前に持ってきて置きます。
        (立てた指が人を表し、多くの生徒が入って来ることを表現します。)    

<また>

「また」 : 2指を出した右手の手指を返して甲側を示します。

<学校にも>
「学校」 = 「勉強」+「場所」or「建物」

「勉強」: 指先を上に向けて両手を並べて軽く前に出す。
※正式にはこのあと「場所」や「建物」を示す手話をつけますが、ここでは省略しています。

<活気がもどってきました>
「活気がもどってきました」= 「また」+「盛り上がる」+「なりました」と表現します。


「活気」=「盛り上がる」 : 指先を向かい合わせた両手をねじりながら上に動かします。

「もどってきました。」=(また)+「なりました」 : 「なる」+「終わる」と表現します。

「なる」 : 人差し指を立て手前に向けた両手を交差させます。


「終わる」 : 両手の親指と4指を上に向け、閉じながら下に下げます。

うなづく=<文の区切り>