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校長室

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『夢・未来“輝く!”超えるのは現在(いま)の自分!』

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                                    洛西高校 校長 稲垣 孝之

   『いただきます』をめぐって                      

     先日、何かの機会にこのようなお話があることを伺いました。
   「何でレストランで、『いただきます』なんて言わなければならないのか。お金を払っているのに。」という
   話です。本人は40代の方で、何の不思議もなくこのようにおっしゃるのだそうです。
    別のある会合でこのことが話題にのぼって、『いただきます』をめぐる別の話を聞くことができました。
   とある小学校で低学年の給食時の『いただきます』をめぐって、ある保護者の方から苦情が入ったとのこと。
   「うちでは宗教にかかわることはさせていない。手を合わせて『いただきます』『ごちそうさま』などという
   宗教的な行為は絶対にさせないで欲しい。」という趣旨の、かなり激しい苦情であったそうです。その後その
   小学校ではどのようになったのかまではお伺いできませんでした。    
    『いただきます』と『ごちそうさま』は、人が他者の命を糧にして生きていることの自覚とそのことへの感
   謝を表していると一般的には言われていますし、私もまさにそのように思っています。果たして「お金を払っ
   た、払っていない」また「宗教的な行為」かどうかという問題なのかどうか。
    何か基準がずれているのか、またしっかりとした社会的な価値判断の基準を、我々教職員や大人が、いずれ
   大人や親となる目の前の生徒、児童に教えきることができていないのか。個々の家庭教育をとやかく言うのは
   簡単ですが、少なくとも前向きな話にはならないでしょう。
    私にとっては、学校で教職員がしっかりとした価値判断の基準を生徒や児童、保護者の方々に示すなり考え
   させること、また考えていただくことの重要性を再認識させるお話となりました。
    皆さんは『いただきます』をめぐるこのお話をどのようにお考えですか?
                                         


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