第2回サタデープロジェクト(10月10日)②

 

アラビア語講座

講師 山口敬(本校英語科教諭)

 アラビア語は、国連の公用語に指定されているにもかかわらず、日本では肩身の狭い思いをしているマイナー言語です。世界情勢が切迫してくるとテレビによく出てくるので、悪い印象が持たれやすい言語で、世界の主流言語の中でも習得が難しいとされる言語でもあります。そんなマイナーで難解な言語に挑戦しようとたくさんの好奇心旺盛な生徒が集まってくれました。 実際、20世紀の西洋絵画の巨匠パブロ・ピカソが、アラビア書道のその芸術性を高く評価したように、アラビア語は深い芸術性を持つ、極めて美しく洗練された、本当にすばらしい言語です。

 講座では、アラビア文字と発音を学び、全員で協力しながらクルアーン(イスラームの聖典)をアラビア語で詠むことに挑戦した後、YouTubeで世界最高のクルアーン詠唱動画を観ました。講座の最後は、アラビア書道です。自分の名前をアラビア語で書き、それを芸術作品に仕上げました。非常にセンス溢れる作品が完成しました。

京都工芸繊維大コラボ「色とりどりの七宝焼きを作ってみよう」

 10月17日(土)に、京都工芸繊維大学の竹内信行氏をお招きし、「色とりどりの七宝焼きを作ってみよう」と題して、サタデープロジェクトとして実験講座を行いました。七宝焼きは金属板に釉薬を塗り、焼き固めたものです。釉薬にはシリカと金属の化合物が含まれており、金属の化合物によって特有の色があらわれます。講座では、ひとり1つ七宝焼きを作り、その色の変化を観察しました。目に見える色は光がどの様に合わさり、吸収されて見えているのかを学んだあと、焼く前と後では色が大きく変化しており、その原因について、竹内先生に解説していただきました。伝統工芸に潜む科学(化学)に触れるよい機会となりました。

マネーセミナー~人生100年時代を生き抜くための賢いお金とのつきあい方~

講師 廣瀬亮(ファイナンシャルプランナー&子育て診断士)

 日本の社会と経済の現状を分析すると、今後少子超高齢化が進み、今の高校生が労働の中心世代になるころには年金や税収など非常に厳しい状況になると予想されます。ではどうすればよいのか。大きな国政レベルのことはさて置いても、個人の消費生活や人生におけるお金の設計はどうすべきなのか。そのことを具体的に手段も含めて学んでいきました。

 一言でいうと、超低金利時代に資産を活用すること、増やすことに目を向けてみようということです。そうすると逆に世界の経済や社会の動きが見えてくるから不思議です。改めて普段の授業では知らないお金の秘密が少しわかるお話でした。

TAKARAZUKAの地理・歴史・社会学(図書館課外講座)

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