第1回サタデープロジェクト(6月2日)

 

フードスケープ あなたにとってよい食とは?

 総合地球環境学研究所の太田研究員による、フードスケープ ワークショップの第1 回目として「食卓からは見えない×食卓を支えている仕組み(フードシステム)を理解する」をテーマに行いました。思い出・記憶に残っている"好ましい食事"を各自書き出し、それを支える役割としてはどのようなものがあるか、を考えるところからスタートし、それを発表しながら、どんなフードスケープを好ましいと感じるのか、何が好ましいフードスケープを支えているのかをまとめていくことができました。また、最後には、そのフードスケープを持続していくために、経済状況(給料が下がらない日本の将来)、条約(貿易のための条約、平和な世界状況を作る)、後継者、余裕のある働き方が必要であるというところまで、参加者の皆で深く考えることができ、とても充実したワークショップとなりました。
 

キッチンサイエンス

 今回は、滋賀大学教育学部の加納先生と京都府菓子工業組合青年部の和菓子職人さんをお迎えして『和菓子をつくって食べてヒミツを探ろう』というテーマで、饅頭をつくりました。各班にプロの職人さんと、大学生の不思議発見アシスタントが付く贅沢な環境の中、材料を変えることで、どんな変化がおこるのか確認をしたり、なぜこんな工程が必要なのかという疑問をたくさん見つけて共有したりしながら、料理を科学の視点で探究することができました。
 

科学の甲子園 実技模擬試験に挑戦

 2つのチームに分かれ、NHK の番組「ピタゴラスイッチ」をモデルに、スタートからゴールまでビー玉を動かす装置を作成しました。装置はいくつかの課題をクリアするように作る必要があり、それぞれが思い思いの方法で課題をクリアしていました。両チーム時間の配分に苦心し、思っていたものが出来上がらず悔しい思いをしたようです。参加者の感想からは「協力が楽しかった」「時間配分の大事さを学んだ」など、この経験を今後に役立てたいという意気込みを感じました。
 

ステップ アップ スピーキング

 英語のスピーキング力を段階的に向上させる活動を行いました。まずは英語のビンゴゲームで交流を深め、次に人物や事柄を説明するための様々な語彙を学びました。その後はそれらの語彙を利用して、実在の人物からテレビや映画のキャラクターに至るまで、描写したり、説明したりしました。最後には自分のことについて語る短いスピーチを練習しました。参加者からは「語彙、特に形容詞の大切さが分かった」、「イラストを描く活動が面白かった」、「話を組み立てる具体的な方法を知ることができた」という反応があり、今後も英語を積極的に話していこうという意欲が感じられました。
 

おもしろくて誰かに話したくなる「社会学」 ~社会学入門~

 アニメ・サザエさんを題材にし、「社会学」とはどのような学問なのかを学習しました。社会学に対して、高校までの社会科の授業をイメージする人も多かったようですが、「①人間と人間、個人と社会の関係を研究する学問。」「②誰もが日常的に知っている"世の中"を研究対象とする。しかし、そこに『私たち(生活者)』の目線で見えているのとは違う事実が隠れているかもしれないという視点をもち、探究する学問。」ということを知り、驚いていました。
 今回は社会学の中でも特にメディア社会学を取り上げ、「メディアが社会をつくる?」「社会がメディアを作る?」の問いに対して、アニメ・サザエさんを観て考えました。答えが出しにくい問いだからこそ、様々な意見が出て、活発に交流することができました。
 
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