平成28年度 初任者研修「人権研修」「生徒指導」を実施
~教育力の向上と実践的指導力を育成~

8月19日(金)に乙訓総合庁舎で初任者・新規採用者を対象とした「人権教育」「生徒指導」講座を実施しました。
この講座は府総合教育センターが教育局別に実施しているもので、管内公立小中学校及び府立学校から延べ69名が受講しました。
「人権教育」講座では、人権教育の基本的な考え方や人権問題の重要な柱である同和問題について講義を受けた後に、乙訓教育局担当指導主事から「地域に根ざした人権教育」と題した講義を受けました。
ここでは、管内の人権教育で大切にしてきたことや、人権感覚を高めるには子どもたちの気持ちを想像しながら、意図した発言や行動をしていくことが大切だと学びました。
受講者からは「児童生徒一人一人のことを親身になって考え寄り添うことが重要だと感じました」などの感想が寄せられました。
「生徒指導」講座では、乙訓教育局総括指導主事から「管内における生徒指導上の課題とその克服に向けて」と題した講義を受けました。
ここでは、問題事象の現状や課題とともに、未然防止と解決への具体的方策について学びました。演習では、いじめ問題に関する事例を用いながらグループごとで協議しました。
グループで協議し交流することで、様々な角度や視点から物事を考えることの重要性に気づきました。
受講者からは「常にいじめが起こるのではないかという認識を持つことが大切だと感じた」「生徒指導とは何か事象が起こってから取り組むのではなく、授業や全ての教育活動の中で取り組むことだと学びました」「いじめ問題については家庭や他の教職員と連携をし、学校全体として対応することの大切さを痛感した」などの感想が寄せられました。