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「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」 京都府立西舞鶴高等学校

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〒624-0841  京都府舞鶴市字引土145

令和3年度2学期始業式
令和3年8月30日
 8月30日、2学期の始業式を行いました。

HR教室の様子。放送での始業式となりました。
 
校長式辞

 校長先生からは次のような趣旨の話がありました。

 今朝、北門に立ち、狭い道路の向こうから制服を着た西高生の大群が押し寄せてくるのを見ながら、うれしい気持ちの中で2学期の始まりを実感しました。久しぶりに出会う友達の顔を見て、みなさんも込み上げてくるものがあったのではないでしょうか。

 さて、コロナ禍の逆風が強まるなかでの2学期スタートです。既に報道されているように、8月に入って京都府内における高校生のコロナ感染者数が急増し、部活動でのクラスターも数件発生しています。そして、見えないウイルスは、私たちのまわりにも確実に蔓延しはじめているのです。
 この後、感染対策についての具体的な指示がありますが、生命と日常の活動を守るためにも、責任ある行動をみなさんに強く求めます。互いの安全や安心を守ろうとする気配りは、相手にも伝わるものです。派手さはなくとも、思いやりで繋がる友情や信頼関係は、一番困った時にあなたを支え、救ってくれるものとなるはずです。
 学習環境をみんなで守りながら、先ずは出だしの2週間、ケジメとメリハリをつけて勉強に集中し、後に備えて力を蓄えておきましょう。

 次に、学校祭についてです。緊急事態宣言下で活動が制限されるため、9月21日以降に延期する方向で最終調整を図っているところです。より良い選択となり得るものは何か。生徒のみなさんの声にも耳を傾けつつ、様々な状況を踏まえて最終判断をしたいと考えています。
 ここに来て、何を大切にするかということは、何を我慢するかということでもあるのです。日々の学習はもちろん、それぞれ大会日程の異なる部活動や入試の準備など、人によって事情が異なる大切なものと学校祭との間で、身を削るような取捨選択が迫られることもあるのです。 
 視野を広げ、それぞれが置かれた状況の中で最善を尽くすこと、その向き合い方から学びを得ることが一番大切だと私は思っています。暫し時を置いて、機を待ちましょう。

 ところで、話は変わりますが、この夏は「過去最多」という言葉が、巷に溢れていました。何を見ても目に飛び込んでくる「コロナ感染者数」と「メダル獲得数」の文字。この相容れがたい2つの過去最多が並んで見出しを飾る紙面は、オリンピックが抱えるジレンマを象徴するかのようでした。

 一方、そんなモヤモヤした思いを吹き飛ばしてくれる場面もありました。スケートボード女子パークで大技に失敗した岡本選手を海外の選手たちが抱え上げたシーン。メダル確保の安全策より、果敢なチャレンジでベストパフォーマンスを目指した岡本選手を称賛する、最高のリスペクトでした。
 泣きじゃくる岡本さんの顔が、肩車の上で泣き笑いに変わっていった。メダルを逃した無念さと引き換えに生まれた心温まる瞬間は、感動とともに大切にしたいことを伝えてくれました。
 
 また、「アレっ」と思うニュースもありました。男子走り高跳びでトップに並んだイタリアとカタールの選手が優勝決定戦を辞退し、2人揃って金メダル受賞となった話。複数の金メダル授与は109年ぶりとのことですが、私の頭に真っ先に浮かんだのは、あの「友情のメダル」のことでした。
 大江選手と西田選手が日本人同士で争うべきではないとして、2位決定戦を辞退したあの時、望んだように2人揃って銀メダルとなっていたら、唯一無二の「友情のメダル」はこの世に存在していなかったと、あらためて歴史の不思議を感じたのです。

 思い通りに事が運び、望んだ成果が出るに越したことはないのですが、現実の世界はなかなか厳しいものです。ただ、上手くいかないように思える場面でも、あと少しの努力や創意工夫のその先に大きなチャンスが待っているかもしれません。
 「友情のメダル」は、そんな可能性や奇跡を信じさせてくれる。薫陶と呼ぶべきか、大江選手像に刻まれた「努力と友情」が、高貴な粘りとさらなる高みへ西高生を導いてくれているように、私は感じているのです。

 さて、2学期のテーマは、互いを認め生かし合うこと。東京オリパラのビジョンともなっている「多様性と調和」を、西高では友情を育むことから進めていくのです。
 先行きが見通しにくい中で3年生の進路への挑戦も始まりますが、各自の事情と皆で目指すところ、そのどちらも尊重し、ポジティブに行動しましょう。
 逆風だって力に変わるものです。あの大きな飛行機が、スピードを上げて空へ飛び立つ瞬間に必要なものは、重い機体を後押ししてくれる追い風ではなく、浮力を生み出す強い向かい風なのです。
 強まりつつある逆風に向かって進みながら西高みんなで浮き上がる、そんな2学期となることを願っています。
 
進路指導部長訓話
 進路指導部長からは、次のような趣旨の話がありました。

 皆さん、本日から2学期が始まります。昨日で高校野球が終わりを告げ、熱戦が続く「東京パラリンピック」はちょうど本日が折り返し点となります。
 
 さて、「パラリンピック」の理念を日本に初めて紹介した方の話をしたいと思います。その人は整形外科医の中村裕(ゆたか)さんという方です。
 この方は1927年、大分県生まれ。国立別府病院の整形外科医でした。
 1960年、イギリスのストーク・マンデビル病院で研修を受けるのですが、そこで信じられない風景を見ます。

 日本であれば当時、再起不能と見做されていた脊髄損傷による下半身麻痺の患者の殆どがわずか半年で退院、社会復帰を果たす姿に衝撃を受けます。
 
 中村さんが、指導を仰いでいたグッドマン博士に早速尋ねたところ、博士は体育館を指さしました。車いすバスケットや車いす卓球に打ち込む多くの患者が生きがいを見いだし、メキメキとリハビリの効果を高めていたのです。
 
 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」という恩師グッドマン博士の理念を具現化させようと、帰国直後から中村さんは奔走を重ね、1964年東京パラリンピック大会の開催となったのです。「パラリンピック」の語源は下半身麻痺を意味する「Paraplegia」に因むそうです。

 1964年に続く二度目の東京パラリンピックの開会式のテーマは「WE HAVE WINGS(私たちは翼を持つ)」でしたね。開会式では、国立競技場がエアポートになり、翼を持つ車いすの少女の「物語」が展開されました。そして、翌日から始まった各競技では、各選手たちによる「翼」を広げる姿を見ることができました。
 
 さて、私たちにとって、コロナ禍によって「失ったもの」は多くあります。少し前まで当たり前であった「日常」が、「生活」が、「時間」が、「健康」が・・・・。

 しかし、「失ったもの」を「数える」のではなく、「残されたものを最大限に活かしきる『翼』」を作り出す必要があります。まずは、西高生として、全員が一体となって「学校祭」をどのように最大限に活かすか考え、そして、3年生にとってはいよいよ本格化する就職試験、大学・短大・専門学校等の総合型選抜、学校推薦型選抜入試をどのように「最大限に活かしきるか」を。
 
 この2学期、皆さん各々がどのような「翼」を持つかを楽しみにしたいと思います。

   「YOU HAVE WINGS TOO (君たちも翼を持つ)」
 (令和3年8月24日付け朝日新聞『天声人語』を一部引用)

 次に、部活動で優秀な成績を収めた生徒の紹介がありました。

全国大会出場
 水泳部 3 年生 山﨑さん
 全国 JOC ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会に出場しました。
 (8月22日から26日、大阪で開催)

近畿大会出場
 陸上競技部 2 年生 岸田さん
 第54 回近畿高等学校ユース陸上競技対校選手権大会に出場します。
 (9月17 日から19日、たけびしスタジアム京都で開催)
 最後に、副校長先生から新型コロナウイルス感染症について「感染予防策を徹底すること。ワクチン接種をする人しない人、濃厚接触者になった人や医療従事者またその家族などに対して人権侵害につながるような言動や行動がないようすること。」等の注意喚起がありました。

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