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 2015年08月24日
 
 
 

 8月5~7日の三日間で生命科学実習が京都府農林水産技術センター(生物資源研究センター)で行われました。今回,実習を担当してくださったのは京都府立大学大学院生命環境科学研究科(細胞工学研究室)の武田征士先生です。

 実習の内容は,モデル植物シロイヌナズナを用いて遺伝子解析技術を学びながら花器官の発生を遺伝子・細胞・器官レベルで理解するというものでした。実習に参加した1年生たちは,高校では体験できない実験(DNA抽出,PCR,電気泳動,電子顕微鏡操作など)に熱心に取り組み,バイオ系の基礎的技術を習得できたことにとてもやりがいを感じているようでした。ピペットマンやエッペンチューブなどの生徒たちに聞きなれない実験器具の操作にも随分と慣れたようです。

これらの他にも,大学附属農場を見学した際には,旬のブドウを実際に収穫する体験をしたり,センター所長による京都の伝統野菜(京野菜)についての講義を受講したりしました。いずれも興味の尽きない内容ばかりで充実した実習となりました。

 ブドウ畑で味わう採れたてのブドウは,とても甘くてビックリしました。

 高校の生物の教科書には「花器官のABCモデル」というものが紹介されていますが,今回は実際にシロイヌナズナを使って表現型と遺伝子型の整合性を詳細に調べることができました。自分自身のからだを動かしながら実験で詳しく探究すると随分と理解が深まるような気がしました。

 また,ユーモアセンスに長けた武田征士先生の講義と解説には絶えず笑いを誘うものがあり,研究を楽しむ姿勢だけでなく,研究者としての強い情熱や使命感が伝わってきました。引率した本校の教職員もそのお人柄に魅力を感じて学校に戻りましたが,最先端の研究内容だけでなく,科学者としての在り方や生き方に触れることができることもサイエンスプログラムのおもしろさだと感じています。

 今後は実験データをまとめる作業に入り,9月下旬にポスター発表ができるように準備を進めていきたいと思います。