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 2015年10月29日
 

7月11日、SR夏季プログラム社会科事前実習は、学校を飛び出して実地研修。

NHKの「ブラタモリ」にも出演された京都高低差崖会・梅林秀行先生をお招きし、普通の観光ツアーでは扱わないような、特色あるフィールドワークに関する実習を行っていただきました。

受講生17名を2グループに分け、それぞれ深草と淀のツアーを実施しました。      

                            

~事前実習・深草ツアー~

P1080104.JPG深草は戦前、陸軍師団が置かれたまち。その名残りが各地に残っています。

現在はその多くが教育施設へと姿を変えており、まちづくりに、どんな未来をつくっていきたいかという思いが垣間見えま
        

                                        

                                              

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かつて陸軍師団司令部だった聖母女学院も見学させていただきました。建物内部の床にはサーベル跡がびっしりある箇所があり、生徒たちは興味深そうに床を見つめていました。           

                                         


    

                                                                                

~事前実習・淀ツアー~

P1080231.JPG淀は豊臣秀吉が城下町として整備したまち。淀川、宇治川、木津川の3つの川の三角州につくられており、旧河道と城下町の名残りを探す面白さが醍醐味です。

                                                    

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「地形は変えられない、変えても土地が覚えている」という梅林先生の言葉を手掛かりに、参加生徒たちも、だんだんと地形の見方がわかるようになってきました。


                                                       

                      

               

                                                                           

従来の夏季プログラム実習ではここで実習は終わりでしたが、今年の実習では「生徒たち自身がガイドを企画・運営する」ことがゴールとなっています。淀・深草それぞれで梅林先生のガイドを受けた生徒たちは、今度は自分たちがガイドとなり、もう一方のグループに対してツアーを行います。

   

                                                        

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本実習は7月30日。この日までの限られた短い日数でツアーの企画・準備をしなければならず、思うようにいかないことも多々ありました。

                                                                                                  

しかし、ツアー当日には、手作りのハイクオリティのパンフレットが配布され、クイズを盛り込んで工夫を凝らしたガイドが披露されたり、その場で発見したことを織り交ぜて話したりするなど、参加生徒たちの素晴らしいプレゼン力が輝きました。

                                               

~本実習・淀ツアー~

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 ~本実習・深草ツアー~

   

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※左:淀班のクイズボード 右:深草班のパンフレット                          

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以下は、生徒からの感想です。

◆今回軍都深草を調べることになり、最初に「軍都」と聞くと戦争や軍隊など、重~いイメージが浮かんできました。しかし、実際に調べてみると元々は田んぼの多い町だったという事実や、伏見街道のあたりは他の町と変わらず、人が多くにぎやかなところだったという事実が判明したりと、イメージと違う点が多くみられたことに驚きました。

   

◆町の様々なところに歴史の名残りがあったり、土地の形からもいろいろなことが分かって、今まで知っていたはずの町が全然知らない町の様に思えました。ガイドを担当するにあたって、言いたいことはたくさんあったけれど、自分の考えも伝えるということを優先して話す内容を考えました。

   

◆ただ歩きながら地形を確認するだけだと思っていたが、ものの見方、考え方なども教えてもらい、とても勉強になった。何時間も歩いて疲れたが、とても楽しかった。

   

◆僕はあまり外に出るのが好きではなかったけれど、こうやって実際に歩いたりすると、新たな発見などができて、とても楽しいと感じました。自分がガイドするときは、練習ではうまくいっていても、本番ではうまくいかなかったり、自分の言いたいことが言えなかったりしたので、やっぱり、事前にしっかりと準備しておくことが大切だなと思いました。

   

◆身の回りにあることに「なんで?」と疑問をもって、考えていくことで、理解が広がっていくことがわかった。自分の調べたことを淡々と言うのではなく、その調べたことから何を思い、考えたのかを使えることが大切だと思った。どうやったら相手に興味を持ってもらって、どうやったらわかりやすく伝わるのか、工夫を考える事が必要だと感じた。

   

◆今まで僕は、城に行ったり寺に行ったりと、歴史の目立った部分しか見て回らなかったのですが、このツアーを終え、そういうところだけに歴史があるのではないことが分かり、歴史に対する意識を変えることが出来たと思います。

   

◆グループになって、一つのテーマを研究することの難しさや大変さを学んだ。また、その中で、チームワークの大切さ、やり遂げた後の達成感なども学び、いろんな意味で成長することができた。もっと全体で動いたり、意見を言ったりしたらもっといいプログラムになったと思う。この経験を活かして、大学生や大人になったときに、チームをまとめたり欠点を埋めたりできる人になりたいと思う。

   

◆普通に歩いている町を、異なる時代から角度を変えて見ると、面白くて興味深いものだなと思いました。私は歴史が苦手で、教科的に好きではなかったのですが、このプログラムのおかげで歴史(少し地理も)に興味が湧きました。橋ひとつ、レンガ一個においても今そこに存在するものには深くて長い歴史があったことに驚きました。

                                 

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9月26日、これまでの実習を踏まえて作成したポスターで、社会実習班内で発表を行いました。続けて、このうち1グループが社会実習班の代表として、サイエンスリサーチ科全体での発表に挑みました。代表に選ばれたグループに対しては、他のメンバーから、発表をよりよくするためのアドバイスが積極的に出され、良い雰囲気で発表に臨むことができました。

                             

次回は12月5日(土)、南陽フォーラムでのポスター発表となります。実習の際に使ったパネル等も用いて、これまでの取り組みを校外の方々にも見ていただく機会となります。現在、この発表に向けて準備中です。

                          

そしてこの実習が、将来、地元地域の方々に対してツアーを企画・運営できるような、一大プロジェクトの第一歩となることを願っています。