ねらい
 さまざまな道具や物を取り扱う技や、対象に応じた微妙な力加減を身に付けます。この動きも、将来行う球技や器械運動などにつながる大切な動きです。

つく運動のPoint
 
はじめてドリブルを行う児童は、指先が伸びて、手のひら全体でボールをついている場合が多く見られます。これではドリブルをしながらボールを自由にコントロールし移動することはできません。指先でボールをつまむようにし、ひざやひじを上下動を使ってバウンドに合わせた運動になるように指導しましょう。
 すぐに上達するものではありません。短時間でよいので継続して取り組んでください。

ボールつまみ上げ(指先感覚を高めます。)
       最初はボールは小さい方が取り組みやすいです。

行い方
 ・手のひらはボールの大きさに合わせておわんの形のように指先を軽く丸めて広げます。
 
 ・手のひらを上にしてボールを乗せてから、ボールをつまむような感覚で、手のひらをすぼめながら、指の腹でボールを上に押し上げます。

 ・素早くボールをつまむと少しボールが浮き上がります。その感覚を味わわせてください。この素早い動作をくり返すことで指先感覚を高めます。(10秒〜20秒程度続けます。左右交互に行うことも有効です。)
胴体回し(指先感覚を高めます。)
         最初はボールは小さい方が取り組みやすいです。
行い方

 ・胴体を中心にしてボールを回します。
 
 ・ボールを反対の手のひらに押しつけます。ボールを反対の手に送るとき「パン」と大きな音がするように強く押しつけましょう。

 ・手のひらと指を大きく広げて行います。

 ・最初は難しいですが、くり返して行うことでボールを落とさず素早くできるようになります。左右どちらからも挑戦させてください。10秒〜20秒程度続けます。)

8の字回し(指先感覚を高めます。)
         最初はボールは小さい方が取り組みやすいです。
行い方
 ・足を広げて立ち、両足の回りを8の字になるように回します。

 ・ボールを反対の手に送るとき「パン」と大きな音がするように反対の手のひらに押しつけます。

 ・ボールの移動に合わせて体重(重心)も左右に移動させるようにしましょう。

 ・慣れてきたらボールを見ないでさせましょう。そのとき2人組になって一人はボールを回し、もう一人は指で数字を示してそれを声に出して言うなどのゲーム感覚も取り入れてみましょう。

・最初は難しいですが、くり返して行うことでボールを落とさず素早くできるようになります。
左右どちらからも挑戦させてください。10秒〜20秒とか10回回ったら反対回りなどの目標を決めてさせましょう。)

ドリブル ボールを自由にコントロールできるようにします。
         
最初はボールは小さい方が取り組みやすいです。
行い方
 ・指先でコントロールする感じがつかめてきたら、同じ位置でドリブルをさせてみましょう。
 
 ・指先を軽くまるめて広げておわんの形を作り、指の腹でボールをつまみながらつきます。
 
 ・ボールのバウンドに合わせて手のひらとひじも上下に移動させましょう。

 ・ひざの屈伸でドリブルのリズムをとりましょう。

 ・上手になると、強くついたら手のひらにボールが吸い付くような感じになります。

 ・慣れてきたら「友だちの顔を見ながらボールをつく」とか「友だちのまねをしながらボールをついたり、移動したりする」などボールを見ないでつくように発展させてください。
発展
 ・コピードリブル(友だちの動きを見ながら同じ動きをする。) 

 ・名前書きドリブル(ボールで床に文字をなぞる。)

 ・ドリブルリレー(3人〜4人でリレーしてゲーム化する。)

 ・ドリブルオニごっこ(何人かを鬼にしてゲーム化する。)