基本の運動から器械運動へ [マット運動]
- 「いろいろなころがり」を体験させよう -
どんな ころがりが できるかな
下りの傾斜を利用して

 「いろいろなころがり」方を自由にさせます。手の着き方等にこだわらず、単にころがる楽しさを味わわせます。
           

アドバイス
 ころがりから前転や後転の動作に発展させます。
     

 いろいろな障害物を工夫設置して、体育館内一周探検コースを作り各種の運動を体験させます。

安全面
 用具の
配置や傾斜角度は、十分配慮します。
準  備
 傾斜をつけられる物として、跳び箱の他、長いす、長机、厚板等校内にあるものを工夫します。

                
構え →手のひらを前に向け、脇を締めて(ひじを体側につけて)構え、重心をつま先にかける。
着手 →手指はかるく開き、進行方向に指先を向けて着く。
回転 →あごを引いて、両つま先で同時に蹴って回転動作を起こす。目は開けておくよう指導する。 

ポイント
 両腕支持の動作のとき、どちらか一方の
ひじが外側に開くと支持動作ができません。   


アドバイス
 
ひざが左右に大きく開いたり、中途半端にひざが伸びたままの状態で起き上がってしまう場合は、指導して正しい動作をさせます。
 起き上がりの動作で、ひざを両腕で抱える方法もありますが次の回転等の準備として、抱えずにできるようにさせます。

                  後  転
構え →手のひらを上に向け耳の横に、脇を締めて(ひじを体側につけて)、重心をつま先にかける。
回転 →あごを引いて、両つま先で同時に蹴って回転動作を起こす。腰からマットに着き、丸く回ることを意識する。

ポイント
 手のひらが同時に着けないのは、どちらか一方の
ひじが体側から外側に開くことが原因です。ひざが伸びたままや、つま先が進行方向を向いたままでは、回転後半に足裏がマットに着けません。
 起き上がり動作のとき、
両手でマットを押せているか確認させます。


動作の補助
 回転途中より、横からスピードが落ちないよう腰を押して回転させてやります。

アドバイス
         ゆりかご練習
 後転等のころがりと両手の着き方の練習方法です。導入や個別練習でさせます。
 脇を締めて両手のつき手が同時に行えるよう感覚をつかませます。  
  補助具を使って
 ひじが外側に開かないよう固定
します。縄跳び用の縄を使ってみました。二重の輪にして、ひじの上部に架け練習しました。   

       開脚前転     
回転
 後転と同じ動作で回転に入らせます。

ポイント
 つま先が腰の上にきたとき、ひざを伸ばして開脚することを意識させます。
 開脚が狭いとつま先が腰から遠くに着地するので、立ち上がれない原因となります。
 ひざが伸び、つま先が腰の側方近くに着地できれば、両手でマットを押して立ち上がらせます。
                            
アドバイス
 ひざが伸びない、開脚のタイミングの遅れに対して、声で合図を送る等の補助を行うなどして繰り返し練習させます。
 回転動作の勢いが弱く起き上がれない場合、回転の補助動作を行ったり、手の突き放しを強くするよう指導する。

             開脚前転
回転
 前転と同じ動作で回転に入らせます。

ポイント
 かかとが腰の上にきたとき、ひざを伸ばして勢いよく開脚することを意識させます。
 上半身が腰より前に出て、体重(重心)を手に乗せさせる。
手の指先は進行方向に向けて着かせる。
 足は腰の真横近くに着かせ、両手でマットを強く押して起き上がらせる。
                         
アドバイス

 開脚が狭く、かかとが前方遠くに着地する。また、上半身の起き上がりの遅れが原因で手で押し上げられなかったり、着き手を脚外に着いてしまう。ひざが伸びないなど技ができない状況が見られます。
 できていない部分を指摘し、ゆりかご練習等でその部分の重点練習をさせます。
傾斜を利用して
下りの傾斜を利用した効果
 回転動作のスピードを落とさずに一連の動作ができる。
 上半身の起き上がりの遅れを防ぎ体重(重心)移動が容易にできる。腰の位置を高く保つことができる。