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2019/08/05
 
 

 7月27日(土)から8月3日(土)の8日間、本校生徒2名が、京都府立高校9校のサイエンスネットワーク校からそれぞれ参加した20名の生徒とともに、シンガポールでの研修に参加しました。

 現地では、主に5つの研修に参加しました。

現地校の生徒との交流(ナンチアウ・ハイスクール/イーシュンタウン・セカンダリースクール)

 自己紹介、南陽高校の生徒と合同の京都南部の文化、自然についてのプレゼンテーション、物理の実験などを行いました。(写真①②③④)


②シンガポール水資源確保関連施設の訪問(マリーナバラージ/Sengkang貯水池/NEWater Visitor Center)

 シンガポールは、マレーシアからの輸入の他、海水の淡水化、汚水の浄水、雨などの貯水の3つの方法を使い、水資源の確保に国家的に取り組んでいます。浄水装置には日系企業の技術が使われていることなども含め、各施設を訪問し、学習しました。(写真⑤⑥⑦)


③大学訪問(シンガポール国立大学(NUS)/Singapore Univiersity of Technology and Design)

 シンガポールの伝統校NUSと、創立10年の新しいSUTDの2校を訪問しました。日本の大学で重視される基礎研究に対し、技術の応用、さらにデザインも含めた社会への転用を学生中心に考えさせるシンガポールの大学の様子を見学させていただきました。(写真⑧⑨⑩)


④企業訪問(日東電工シンガポール(日系企業)/P&G(多国籍企業))

 シンガポールで企業活動を展開する2つの企業を訪問しました。日東電工はNEWaterで使われる浄水装置の逆浸透膜の提供企業の1つでもあります。日東電工では田崎社長からプレゼンテーションをしていただいたり、P&Gでは撮影禁止の研究室の中にたくさん入らせていただいたり、本当に貴重な体験をさせていただきました。(写真⑪)


⑤都市開発・計画研修(チャイナタウン・マリーナベイエリア散策/都市開発局訪問(URA))

 シンガポールは、淡路島と同じ面積の国土に600万人が生活し、多くの企業活動が行われる現代都市ですが、わずか200年前は、100名程度が生活する漁村でした。どのような国家を目指し、埋め立ても含めて都市計画・開発を行ってきたのかを学習しました。(写真⑫⑬⑭)

URA.pngURL.pngURAq.png

 現地では全日晴天に恵まれ、無事に研修を行うことができました。現地でお世話になった交流校、企業、施設の全てのみなさまに感謝し、11月の京都サイエンスフェスタでの報告につなげていきたいと思います。

生徒の感想

1年自然科学科 田中道生くん

「自分から動かないと意味がない」これが僕のシンガポール研修から学び、考察した内容です。シンガポールは水の供給が昔からの課題でした。しかし問題を解決するために、自ら世界中の技術を組み合わせ、他人に頼らなくてもよいシステムを開発し、現在は、とても改善されています。このように、自ら考え行動することの重要さがよくわかり、視点も変わったとてもよい研修旅行になりました。

2年普通科 東山隼人くん

 僕がアジアサイエンスワークショップを通して学んだことは2つあります。
1つ目は積極性です。積極的に現地の高校生と話すことで自分の英語力も上がったし、コミュニケーション力も上がりました。言葉が分からなくても工夫をして意思疎通ができました。
2つ目はこの研修は大変だったということです。僕はシンガポールでたくさんのことを自らの体で学び、そして課題もありました。しかしこの大変という漢字は〖大きく変わる〗という意味で捉えると、今こそ、昔の自分と変わるチャンスだと感じました。
 僕はこの研修を通じて前の自分よりも1つ成長できたと思います。 
ライオン.png マーライオン前で
 
 
 

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