令和3年12月15日(水)、京都府立医科大学連携事業 桃山高校出張講義が本校被服教室で行われました。
テーマは「生体リズムと体内時計」
~生活時間と体内時計のズレによる体調不良の仕組みから、日常生活の中での体内時計の整え方まで~というテーマで京都府立医科大学 統合生理学教室 教授 八木田 和弘 先生よりお話を伺いました。
1 体内時計のしくみ(体内時計の特性や光を使って体内時計を整えるにはどうしたらよいのか)
2 当たり前だけれども、不思議な「睡眠」と体内時計の深い関係(基本的なことから医学的なことまで)
3 睡眠時間と学力との関係
4 現在の日本人の睡眠や働き方の問題(これからの社会での取り組み方)
などをわかりやすく講義していただきました。医療系進学を考えている生徒だけでなく、文系に進学を考えている生徒も多数参加し、パワーポイントの資料やノートにメモをとりながら熱心に聴いている姿が見られました。講義のあと、「睡眠って改めて大切なんだと思った。」などと感想を述べていました。今の生活を見直すよい機会になったようでした。
11月10日(水)LHRの時間に2年生対象に桃山版「カタリ場」を行いました。本校を数年前に卒業した大学3,4回生や大学院生など28名が集まってくれました。本校教員も一部講師に加わり、それぞれが日頃研究に励んでいる学問分野についての話などを生徒諸君は車座になって聴きました。とても満足感に溢れた学習になりました。終了後はコモンホールに移動し、交流会を実施しました。大変多くの生徒が集まり、1,3年生も加わって聞けなかったことや進路についての話など、真剣な眼差しで卒業生に尋ねていました。
生徒の感想から
・国文学では文学を中心とした研究が多いと思っていましたが、意外と幅広い分野を研究することを知って驚いたのと、同時に進路について深く調べていくことの大切さが分かりました。
・経営の勉強をするときに数学を使用すると聞いたので、文系科目だけでなくまんべんなく勉強していきたい。議論して話し合ったり、人の意見を聞く力をつけるのが必要だと思った。
・設備が凄いために壮大なことから小さく地味なことまでできる。生物を扱うことは生命を扱うことだから倫理的な注意が必要である。
・医者は人を相手にし、人の生死に関わる仕事だからやりがいのあることが分かりました。患者が医者の指示通りにするとは限らない。その解決策を見つけることも医者の仕事だと知った。コミュニケーションが大事。