6月15日(土)、16日(日)の2日間、それぞれ京都府立城南菱創高校グラウンド、大阪府立みどり清朋高校グラウンドにおいて、硬式野球部の練習試合を行いました。
面談週間に、日頃はできない毎日3時間程度の練習を行い、選手の体には下半身を中心にかなりの負荷がかかった状態で、2日で3戦を行い1勝をあげました。
1日目は、降雨試合中止の可能性がある中での午後からの試合の影響からか、試合前のチームの様子が、いつもに比べ士気が低く、その結果、それぞれが思うようなプレーができず、悪循環を生む1試合になってしまいました。1年生初スタメンの選手もいる中で、1週間行ってきた中継プレーでの声かけなどでは練習の成果が見られましたが、試合前の心身の準備の大切さを痛感する1日でした。
2日目は、前日の敗戦もあり、試合前から主将をはじめ3年生を中心に、選手同士で声をかけあい、ウォームアップや打席に入る前の準備にも気持ちが入っていました。1試合目は、チャンスに一本が出ず、逆に相手の好守で流れを断ち切られてしまうことが多く、1点差で敗戦しました。2試合目は、勝てない状況や疲労で体への負担はピークの状態だったと思います。しかし、先発の1年生投手の力投に始まり、「しんどい時にこそやりきる」というこの連戦のテーマを、選手がよく理解し、ポジションが普段とは異なる選手も多い中で、チームの総力戦で、サヨナラ勝利をおさめました。
「しんどい時にこそチームファーストでやれることを全力でやる」というイメージを実感できた選手が多いのではないか、と思います。今週末、22日(土)は、いよいよ夏の大会の抽選会です。相手チームや天候、自分のコンディションに関わらず、チームの力を最大限に発揮して勝利に向かえるように、ご声援をよろしくお願いいたします。
画像:12日(水)、高校近くの桃山城球場で、広い外野を使い中継プレーを練習しました。
みどり清朋戦1試合目、片岡主将の満塁ホームラン後のベンチ
みどり清朋戦2試合目、いつもチームを鼓舞する2年生捕手4番の田中君も1イニング登板
追い込んだ一週間を終えての最終ミーティング
6月2日(日)、奈良県の王寺工業高校グラウンドにおいて、本校硬式野球部と王寺工業硬式野球部の練習試合を行いました。
1日通して参加選手全員が出場し、2戦を行い、2勝をあげました。
特に1試合目は、序盤に得点を重ねリードしたものの、後半にじわじわと追い上げられる中での接戦でした。先発の2年生投手藤井くんが8回、9回とランナーを出し、悔しい失点を出しながらも、粘り強いピッチングを続け、9回表3塁にランナーをおいた状態で1点差をしのいで完投し、勝利をおさめました。守備陣もワンプレーごとに緊張感が走る中、守り切り勝ち切ることができました。夏の大会をイメージし、日々の短い練習にもこの緊張感をもって取り組むための、よい経験になりました。
2試合目では、1年生も含め多くの選手が出場し、高校生活初ヒットをあげた選手も出ました。1日曇天で、途中雨が降りてきましたが、気温が上がらなかったのは、ありがたかったです。
画像:2年生先発 藤井くん
2試合目 1年生初マウンド 吉村くん
試合前ミーティング
試合前、主将が選手を集めて指示を出しています
桃山高校硬式野球部は、校訓である『文武両道』の実践に努め、平日の限られた練習時間の中で、時間を常に意識した行動、効率の良い練習を追求しています。
今年度は、2年生5名、3年生4名に、1年生が8名加わり、マネージャー5名とともに、総勢22名での活動が始まりました。ゴールデンウィーク中に京都府、奈良県、三重県、岐阜県等の高校と練習試合を行い、夏の大会での勝利を目指して、課題の克服に取り組んでいます。
定期考査後の5/26(日)には、久御山高校グラウンドにて、久御山高校との練習試合を行いました。定期考査が金曜日に終わり、土曜日には土曜活用授業もあった中での、久しぶりの練習試合でした。
画像:試合間ミーティング
先発の3年生投手
ベンチの様子
片岡主将の打席
スコア表記入練習中の1年生マネージャー
1年生を含め、全員が出場して2試合を行い、1勝1敗という結果でした。試合の収穫や反省を整理し、3年生最後の夏に向けて、暑い中の練習も集中して取り組んでいきます。ご声援よろしくお願いいたします。